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大黒天・恵比寿・毘沙門天・弁財天・福禄寿・寿老人・布袋和尚の七人の福徳の神のこと。 福禄寿・寿老人は同じであるとして、吉祥天を入れることもあります。 |
七福神信仰は室町時代後期ごろから、お正月行事として庶民の間で広まったと言われています。 七福神信仰の発祥は京都→→→日本最古「都七福神」。 鎌倉・江の島七福神めぐりは、1982年(昭和57年)から始められました。 正月に限らず1年を通して参詣することができます。 源頼朝が武家政権を樹立し、中世の政治の中心となった鎌倉の史跡巡りを兼ねて七福神を巡るのも鎌倉の楽しみ方の一つかもしれません。 江の島も鎌倉の武家政権とは大きく関わった島です。 弁財天は源頼朝が勧請しました。 |
※ | 鎌倉・江の島七福神巡りは、弁財天が二ヶ所ありますので、合計八ヶ所を巡ります。 |
布 袋 尊・・・浄智寺 〜福徳円満〜 |
中国の禅僧布袋和尚を神格化したもの。 |
布袋尊 |
浄智寺 |
浄智寺の布袋尊は、境内奥の「やぐら」の中に置かれた等身大の石像。 お腹を撫でると元気がもらえるそうです。 |
弁 財 天・・・鶴岡八幡宮 〜芸能成就〜 |
インドでは吉祥天とともに最も尊崇された女神。 |
旗上弁財天社 |
鶴岡八幡宮 |
鶴岡八幡宮の弁財天は鎌倉独特の彫刻技法の「裸弁財天」。 武運長久・大願成就の福神。 現在は鎌倉国宝館に寄託(国重文)。 かつては、源氏池の旗上弁財天社に置かれていた。 |
毘沙門天・・・宝戒寺 〜勝運来福〜 |
毘沙門天は多聞天とも呼ばれ、帝釈天に仕える四天王の一人。 病魔退散・財宝富貴の福神。 本堂に左手に安置されている。 |
寿 老 人・・・妙隆寺 〜長寿延命〜 |
寿老人 |
妙隆寺 |
妙隆寺の本堂前の御堂に置かれているのは欅一木造りの尊像。 |
夷 尊 神・・・本覚寺 〜商売繁盛〜 |
唯一の日本人。漁業や商売繁盛の神。 |
夷尊神 |
本覚寺 |
本覚寺の夷尊神は、鎌倉幕府の守護神として源頼朝によって祀られたのが始まりという。 正月には「鎌倉えびす」が行われる。 |
大 黒 天・・・長谷寺 〜出世開運〜 |
大国主命と習合して民間信仰に浸透した仏教の守護神。 |
大黒天 |
長谷寺 |
長谷寺の大黒堂に安置されているのは「出世開運授け大黒天」。 観音ミュージアムでは神奈川県最古の尊像を拝観することができる。 |
福 禄 寿・・・御霊神社 〜家禄永遠〜 |
中国では南極星の化身とされる神。 |
福禄寿 |
御霊神社 |
御霊神社の9月の例祭では、福禄寿も参加する面掛行列が行われる。 これにちなんで、宝物庫には福禄寿が安置されている。 |
弁 財 天・・・江島神社 〜金寶富貴〜 |
インドでは吉祥天とともに最も尊崇された女神。 |
江の島弁財天 |
江島神社 |
江島神社の辺津宮にある八角の奉安殿に、裸弁財天で知られる「妙音弁財天」と、源頼朝が勧請したと伝えられている「八臂弁財天」が安置されている。 八臂弁財天は2019年(令和元年)に国の重要文化財に指定された。 奥津宮の石鳥居は源頼朝に寄進、辺津宮は源実朝の創建と伝えられる。 また、北条時政の龍神伝説が残され、北条貞時の円覚寺の国宝洪鐘の伝説も残されている。 |
※ | 江の島弁財天は、安芸の宮島、近江の竹生島とともに日本三大弁財天の一つ。 |
横須賀線北鎌倉駅からスタートし、江ノ島でゴールするコースが一番回りやすいコースかと思います(逆コースでも。)。 浄智寺でご朱印帳や額仕立用のご朱印専用和紙などを購入し、全ての神様のご朱印を頂けば達成感も生まれます。 特に、頂いたご朱印を額にするとかなり豪華なものになります。 |
初夢は1月1日から2日にかけて見る夢。 七福神の宝船の絵に、「永き世の遠の眠りのみな目ざめ波乗り船の音のよきかな」 (なかきよのとおのねふりのみなめさめなみのりふねのおとのよきかな) という回文を書いて枕の下に置き、回文を3回読んで眠りに就くと吉夢が見られるといいます。 もし、悪い夢を見てしまった場合は、 その宝船の絵を川に流して邪気を祓い流すだそうです。 |
七福神発祥の地 京都 都七福神めぐり |
源義経伝説と 七福神 藤沢七福神 |
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