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宝戒寺の本堂には、本尊の「木造地蔵菩薩坐像」(国重文)、本尊脇侍の「木造梵天・帝釈天立像」(県文)、鎌倉三十三観音一つ「准胝観世音像」、鎌倉・江の島七福神の一つ「毘沙門天像」、唐仏地蔵と呼ばれる「地蔵菩薩立像」などが安置されている。 本尊の「木造地蔵菩薩坐像」は、鎌倉二十四地蔵の一つ。 |
南北朝時代(貞治4年(1365年)の朱書銘)。 像高90.3p。 鎌倉地方にはめずらしい円派の作品で、像内の銘により三条法印憲円の作であることが判明している。 |
本尊「木造地蔵菩薩坐像」は、別名「子育経読地蔵尊」と呼ばれる。 「宝戒寺門前で子供が生まれそうになったとき、子どもをとりあげる世話をしてくれた見知らぬお坊さんが地蔵の化身だった」 とか、 「毎晩夜中に聞こえる読経がお地蔵さまではないか」という伝説からこの名が付いたらしい。 |
南北朝時代。着衣、履物が唐風の梵釈像。 |
南朝時代。宝戒寺二世惟賢の84歳の寿像。 頭部内面に「ちょうけい」の朱書銘がある。 惟賢は足利尊氏の弟とも子ともいわれ、1347年(貞和3年)に宝戒寺二世となった。 「木造歓喜天像」は、惟賢が安置したものという。 |
7月24日の地蔵盆に行われる地蔵まつりでは、その前日にお逮夜(前夜祭)が行われ、翌日、本尊地蔵菩薩の法要が行われます。 |
宝戒寺は、北条氏の菩提を弔うため、後醍醐天皇の命により足利尊氏が創建した寺。 秋のシロハギで知られ「ハギの寺」と呼ばれている。 |
鎌倉市小町3−5−22 0467(22)5512 鎌倉駅東口より徒歩15分 |
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