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宝戒寺の地蔵祭は、地蔵盆の7月24日の前日にお逮夜(前夜祭)が行われ、翌日、本尊地蔵菩薩の法要が行われます。 地蔵菩薩は、釈迦の入滅後、弥勒菩薩が生まれるまで間、地獄道・餓鬼道・畜生道・修羅道・人間道・天道の六道を輪廻する衆生を救う役目を背負っています。 地蔵信仰は、極楽浄土の思想とともに鎌倉時代から発達してきました。 |
宝戒寺の本尊、子育経読地蔵大菩薩像は、1365年(貞治4年)、三条法印憲円によって造立されたといわれています。 「宝戒寺門前で子供が生まれそうになったとき、子どもをとりあげる世話をしてくれた見知らぬお坊さんが地蔵の化身だった」とか、「毎晩夜中に聞こえる読経がお地蔵さまではないか」という伝説からこの名が付けられたといわれています。 |
毎月24日は地蔵菩薩の縁日です。 賽の河原で苦しんでいる子どもを救うということから、古くから子どもを守ってくれる仏さまとして信仰されてきました。 よく、赤い布がかけられている路傍のお地蔵さまがありますが、親より先に死んだ子をお地蔵さまに救ってもらいたいという願いから始められたといわれています。 現代では、地蔵縁日は、子どもの祭りとして行われるところが多いようです。 |
死後の裁きを言い渡す閻魔大王も、もとは地蔵菩薩です。 圓應寺の閻魔大王は、「子育て閻魔」と呼ばれています。 宝戒寺にも閻魔大王が祀られています。 |
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