鎌倉手帳(寺社散策)

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相模の武将
「三浦一族」


編集:yoritomo-japan.com








 三浦氏は、桓武平氏を血をひく坂東八平氏の一つ。

 為通が衣笠に居城を構え、代々源氏に仕えた。

 源頼朝の挙兵にも加わり、石橋山の戦いには間に合わなかったものの、頼朝の鎌倉入りに大きな役割を果たす。

 鎌倉御家人として重要な地位を占めていたが、北条氏との対立が大きくなり、泰村の代に滅ぼされた。

 傍流には、三浦義明の長男杉本義宗、八男の佐原義連、杉本義宗の長男和田義盛がいる。



桓武天皇
第50代天皇

平高望

良文

忠頼

忠通

為通

為継

義継

義明


坂東八平氏とは・・・

 良文から分かれた秩父氏上総氏千葉氏、中村氏、三浦氏、鎌倉氏などの氏族。


リンクボタン高望王流桓武平氏





三浦嫡流の武将

 為通

 源頼義より三浦の地をもらう。

 三浦の祖。



 為継

 源義家に従い後三年の役で活躍(鎌倉権五郎景政との伝説)。



 義継

 源義朝に仕える。



 リンクボタン義明

 源頼朝の挙兵に一族を出陣させるが、間に合わず、衣笠城で討死(参考:小坪合戦と衣笠合戦)。

 傍流に長男杉本義宗、末子佐原義連、義宗の子和田義盛がいる。

 岡崎義実は弟。



 リンクボタン義澄

 源頼朝に挙兵を勧める。

 鎌倉幕府の重臣として不動の地位を得る。



 リンクボタン義村

 北条義時と対立。一族和田義盛の乱の折りには、義盛を裏切った。

 源実朝の暗殺にも関わっているのかも・・・

(参考:源実朝の暗殺(源氏の滅亡) 実朝の暗殺 実朝暗殺事件



 リンクボタン泰村

 宝治合戦北条時頼に敗れ三浦氏は滅亡。



北条泰時死後の政局と北条時頼〜宝治合戦〜(okadoのブログ)









三浦傍流の武将

 リンクボタン岡崎義実

 三浦義明の弟。石橋山の戦いに参加。

 頼朝七騎に数えられる。

 現在の平塚市岡崎を領した。

 源義朝の館跡(現在の壽福寺)に義朝の菩提を弔う祠を建てた。



 リンクボタン佐奈田義忠

 岡崎義実の長男。

 現在の平塚市真田を領した。

 石橋山の戦いで討死。



 杉本義宗

 三浦義明の長男。

 杉本城を築き、梶原氏、大庭氏に備えた三浦の最前線基地とする。



 佐原義連

 三浦義明の末子。

 衣笠城からほど近い佐原を治める。



 リンクボタン和田義盛

 三浦義明の孫。

 杉本義宗の長男。

 三浦半島和田の地を開拓し、鎌倉幕府では、侍所別当に任じられた。





〜三浦一族ゆかりの寺社・史跡〜

衣笠城址
リンクボタン衣笠城址
(横須賀市:三浦氏の本拠)


リンクボタン満昌寺
(横須賀市:三浦義明の菩提寺)

リンクボタン近殿神社
(横須賀市:三浦義村を祀る)

リンクボタン薬王寺跡
(横須賀市:三浦義澄の墓)

リンクボタン清雲寺
(横須賀市:三浦氏三代の墓)

リンクボタン満願寺
(横須賀市:佐原義連の墓)

リンクボタン住吉神社
(横須賀市:三浦氏の船霊)

リンクボタン和田の里
(三浦市:和田城址)

リンクボタン来福寺
(三浦市:和田義盛の菩提寺)

リンクボタン三浦義村の墓
(三浦市)

リンクボタン福寿寺
(三浦市:三浦義村創建)

リンクボタン海南神社
(三浦市:三浦半島の総鎮守)

リンクボタン光念寺
(三浦市:和田義盛の龍神伝説)

リンクボタン浄楽寺
(横須賀市:運慶の仏像)

リンクボタン無量寺
(横須賀市:和田義盛創建)

リンクボタン正行院
(横須賀市:巴御前の菩提寺)

リンクボタン東漸寺
(横須賀市:頼朝の日金地蔵)



岡崎義実と佐奈田義忠ゆかりの地

リンクボタン天徳寺(真田尊)
(平塚市:佐奈田義忠の居城跡)

リンクボタン無量寺
(伊勢原市:岡崎義実の居城跡)

リンクボタン岡崎義実の墓
(平塚市)

リンクボタン証菩提寺
(横浜市栄区:佐奈田義忠の菩提寺)









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