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祭り・行事に関する記述について,最も適当なものを 1 ~ 4 から選びなさい。 |
(81) | 毎年1月22日に,市内の建築関係者,植木屋,石屋などを営む人たちが集まり,護摩供養・読経し,木遣唄などが奉納される聖徳太子講が行われるのはどこか。 |
1 鶴岡八幡宮 2 宝戒寺 3 建長寺 4 成福寺 |
聖徳太子講は、聖徳太子の2歳尊像が祀られている宝戒寺の太子堂で行われます。 1月22日は、聖徳太子の月命日。 |
(82) | 常楽寺で毎年1月25日に行われる祭で,年に一度この日に開帳される秘仏は何か。 |
1 木造地蔵菩薩立像 2 木造観世音菩薩立像 3 木造弥勒菩薩坐像 4 木造文殊菩薩坐像 |
常楽寺で1月25日に行われるのは文殊祭。 文殊堂に祀られている文殊菩薩の頭部は、開山の蘭渓道隆が宋より持参したものと伝えられています。 |
(83) | 鶴岡八幡宮で6月上旬に行われる蛍放生祭において,神前に供えられた蛍が放たれるのはどこか。 |
1 本殿 2 舞殿 3 源平池 4 柳原神池 |
鶴岡八幡宮の蛍放生祭では、舞殿で神事が行われた後、柳原神池に約千匹の蛍が放たれます。 |
(84) | 墓が建長寺境内にあり,その墓前で毎年6月16日に法要が行われるのはだれか。 |
1 蘭渓道隆 2 河村瑞賢 3 北条時頼 4 葛西善蔵 |
建長寺で6月16日に行われるのは、江戸時代の豪商で建長寺裏に別荘を建てたという河村瑞賢の供養。 |
(85) | 次の七福神うち,毎年9月18日に御霊神社例祭で行われる面掛行列の面になっているのは何か。 |
1 福禄寿 2 大黒天 3 寿老人 4 布袋尊 |
御霊神社の例大祭で行われる面掛行列に入っているのは福禄。 |
御霊神社の面掛行列は、鶴岡八幡宮の面掛行列(舞楽面の行列)に倣って、江戸時代から行われるようになったといわれ、200年以上の歴史があります。 かつて鎌倉では、八雲神社(山ノ内)でも面掛行列が行われていました。 八雲神社には7つの面が伝えられていますが、円覚寺の洪鐘祭の時に、御霊神社の面を模して作られたものです。 |
2023年に行われた円覚寺の洪鐘祭では、八雲神社の面掛行列が参加しました。 |
(86) | 円覚寺の開山国師毎歳忌ではじめに一山の僧が集まって法会を行う場所はどこか。 |
1 山門(三門) 2 開山堂 3 舎利殿 4 禅堂 |
円覚寺の開山忌は、一山の僧侶が開山無学祖元の塔所正続院の舎利殿に集まり、法会を行います。 仏殿でも盛大な法要が営まれ、4年に一度の閏年には、開山の無学祖元像が輿に乗せられ境内を巡堂します。 |
(87) | 地獄の釜のふたが開き,すべての餓鬼が解放される日とされる圓應寺の閻魔縁日は,何月と何月の16日か。 |
1 1 月と 7 月 2 1 月と 8 月 3 2 月と 7 月 4 2 月と 8 月 |
圓應寺の閻魔縁日は、1月と8月。 圓應寺は、由比ヶ浜にあった新居閻魔堂が始まりで、昔から「新居の閻魔さま」といえば、圓應寺の閻魔縁日といわれてきました。 |
(88) | 鎌倉の寺の祭り・行事について,次の説明文で内容に誤りを含むものはどれか。 |
1 | 虚空蔵堂では,1月,5月,9月の 13日の年 3 回,虚空蔵菩薩が開帳され,僧侶が護摩を焚き読経する。 |
2 | 極楽寺では,4月7日~ 9日,秘仏の清凉寺式釈迦如来立像が特別開扉される。4月8日には奥ノ院にある開山忍性の墓である五輪塔も公開される。 |
3 | 宝戒寺では,7月24日の本尊の観音菩薩の縁日に施餓鬼法要が行われる。 |
4 | 覚園寺では,8月10日の黒地蔵尊(国重文)の縁日には,黒地蔵尊を午前零時から正午まで参拝できる。 |
この問で誤りがるのは2と3。 極楽寺の仏生会では、本尊の清凉寺式釈迦如来立像が開帳されます。 ただ、4月7日から9日までの3日間だった仏生会は、2023年から7日・8日の2日間となりました。 忍性墓も7日・8日の2日間、公開されています。 宝戒寺で7月24日に行われるのは地蔵尊大施餓鬼会。 |
護摩焚き供養 (虚空蔵堂) |
仏生会 (極楽寺) |
地蔵まつり (宝戒寺) |
黒地蔵縁日 (覚園寺) |
祭り・行事について関連あることがらの組み合わせとして誤っているものを 1 ~ 4 から選びなさい。 |
(89) | 祭り・行事と行われる時期・寺院 |
1 | 動物慰霊祭 -3月下旬・光則寺(長谷) |
2 | 人形供養 -10月第1日曜・本覚寺(小町) |
3 | 舎利講式 -10月15日・建長寺(山ノ内) |
4 | 歳の市 -12月18日・長谷寺(長谷) |
舎利講式は円覚寺で行われる舎利(釈迦の遺骨)の御開帳。 |
祭り・行事について,次の説明文の〔 〕に最も適当なものを 1 ~ 4 から選びなさい。 |
ぼんぼり祭は,鶴岡八幡宮で,立秋の前日の夏越祭に始まり,立秋祭,実朝祭までの3日間(年によっては4日間)行われる。 鎌倉在住の画家,書家,学者など著名人が揮毫した約〔 (90) 〕点のぼんぼりが境内に掲揚され,夕刻になると〔 (91) 〕の手によって明かりが灯される。 夏越祭は〔 (92) 〕の畔で古式祓神事を行う。その後,神職は社務所前で茅の輪をくぐり,〔 (93) 〕に進み神事を執り行う。 翌日の立秋祭は,実りの秋を言祝ぎ,夏の間の無事を感謝する神事で,〔 (94) 〕を神前に供え,〔 (93) 〕において神事を執り行う。 最終日の実朝祭は『金槐和歌集』など文化芸術と縁の深い三代将軍源実朝の〔 (95) 〕 にあたり,その遺徳を顕彰して,短歌や俳句,茶道,華道の奉献者たちが多数参列して神事が執行され,神前にはこの祭典のために選ばれた俳句や短歌などが献上される。 |
(90) |
1 200 2 300 3 400 4 500 |
(91) |
1 鎌倉市長 2 宮司 3 ミス鎌倉 4 巫女 |
(92) |
1 妙香池 2 柳原神池 3 源氏池 4 貯清池 |
(93) |
1 本宮(上宮) 2 若宮(下宮) 3 下拝殿(舞殿) 4 旗上弁財天社 |
(94) |
1 マツムシ 2 スズムシ 3 ホタル 4 コオロギ |
(95) |
1 誕生日 2 右大臣を拝命した日 3 将軍に即位した日 4 命日 |
(90) 3 (91) 4 (92) 3 (93) 3 (94) 2 (95) 1 |
ぼんぼりの掲揚は、源実朝の誕生日に行われる実朝祭に書画を奉納したことに始まるのだそうです。 |
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