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1月16日と8月16日は、圓應寺の「閻魔縁日」。 この日は、地獄のふたが開き、全ての餓鬼が解放される日。 「餓鬼」は、仏教の死後の世界「六道」の一つで、餓えと渇きに苦しむ所といわれています。 餓鬼の主・閻魔大王の縁日には、餓鬼を供養して地獄の苦しみから救うための法要が営まれます。 圓應寺は、由比ヶ浜にあった新居閻魔堂が移された寺で、死後に出会う十王が祀られています。 |
1月16日 大般若会 14:00〜 8月16日 水施餓鬼会 14:00〜 |
※ | 参加には事前申込です(一般参拝不可)。 |
かつては新居閻魔堂と呼ばれていた圓應寺。 昔から「新居の閻魔さま」といえば、圓應寺の「閻魔縁日」といわれてきました。 |
圓應寺は新居閻魔堂と呼ばれ、鎌倉時代に長谷に創建されたのだといわれています。 新居閻魔堂(地獄)は、長谷観音(救済)・鎌倉大仏(極楽)とともに鎌倉の西方にあって浄土信仰に基づく情景を構成する寺院群の一つだったという説があります。 長谷にあった新居閻魔堂は、室町時代に材木座(由比ヶ浜)に移され、江戸時代に現在地に移されました。 |
圓應寺の閻魔大王像は、運慶作と伝えられ、運慶が笑いながら彫ったので、閻魔像も笑っているように見えることから「笑い閻魔」と呼ばれています。 また、赤ちゃんの名を付けてもらうと、丈夫に育つということから「子育て閻魔」とも呼ばれています。 閻魔縁日には、子どもの成長祈願をする参拝者も多くいます。 圓應寺の十王のうち、初江王坐像は、宋風を加味した鎌倉地方様式の代表作で国の重要文化財に指定され、現在は鎌倉国宝館に寄託されています。 |
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鎌倉市山ノ内1543 0467(25)1095 北鎌倉駅から徒歩15分 |
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