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虚空蔵堂の正式な名称は、明鏡山円満院星井寺です。 本尊の虚空蔵菩薩は行基作とされ、鎌倉時代には源頼朝の命により秘仏とされていました(35年に一度だけの開帳でした。)。 虚空蔵菩薩の縁日は13日。 虚空蔵堂では、1月、5月、9月の13日に護摩焚き供養が行われ、虚空蔵菩薩が開帳されます。 鎌倉十三仏の一つ。 |
※ | 護摩焚き供養は午前11時からと午後2時からの2回行われます。 |
虚空蔵菩薩は、丑年と寅年生まれの人の守り本尊で、虚空蔵堂(星井寺)の虚空蔵菩薩は、「日本三虚空蔵」の一つといわれています。 虚空蔵菩薩は、「無限の知恵と慈悲をもった菩薩」という意味をもち、数え13歳になった子の知恵授かりの御利益を祈る参詣者も多いようです。 |
2024年の十三まいり祈願 |
3月25日(月) 3月31日(日) 4月6日(土) 4月29日(月) 5月5日(日) |
※ | 詳しくは成就院HPで。 |
虚空蔵堂下にある「星ノ井」は、別名「星月ノ井」と呼ばれ、鎌倉十井の一つです。 この辺りは山深く、うっそうと木々が繁り、昼でも暗かったため、井戸を覗くと星が輝いて見えたという伝説からこの名がつけられました。 |
聖武天皇の時代、全国を行脚していた行基が井戸から出てきた光り輝く石を虚空蔵菩薩の化身と思い、堂を建てて虚空蔵菩薩を祀ったのが現在の虚空蔵堂といわれています。 土地の言い伝えでは、昔は井戸の中に輝く星が見えましたが、ある女が水を汲もうとしたときに包丁を落としてしまい、その後星が見えなくなったというものがあります。 1600年(慶長5年)6月、京からの帰路、徳川家康が立ち寄ったという記録も残されているようです(石田三成の挙兵を誘うため、江戸へ進軍している途中のことでしょうか。)。 明治時代には、井戸付近に茶店ができ、賑わっていたといいます。 大正時代には茶店はなくなったものの、通行人に水を売っていたようです。 昭和に入り水道が普及したことからこのような光景は見られなくなりました。 |
鎌倉市坂ノ下18−28 江ノ電「極楽寺駅」又は「長谷駅」より |
虚空蔵堂の本尊「虚空蔵菩薩立像」は、鎌倉十三仏の一つに数えられています。 虚空蔵堂は、成就院に管理されています。 |
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