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江戸時代に鎌倉の観光名所として定められた井戸。 鎌倉五名水と同じく、良質な水が湧く井戸や伝説の残る井戸が名所とされた。 『新編鎌倉志』選定の名数。 |
鉄ノ井 |
底脱ノ井 |
小町通りのはずれにある鉄ノ井は、東京人形町の大観音寺の本尊(鉄観音)の伝説が残された井戸。 海蔵寺門前の底脱ノ井は、安達泰盛の娘の伝説が残された井戸。 |
泉ノ井 |
銚子ノ井 |
泉ノ井は、浄光明寺の先にある潔き水が涌出る井戸。 名越の銚子ノ井(別名「石ノ井」)は、水の出口が「お銚子」の口に似ている井戸。 |
星ノ井 |
六角ノ井 |
坂ノ下の虚空蔵堂下にある星ノ井(別名「星月ノ井」)は、行基の伝説が残された井戸で徳川家康が立ち寄ったのだとか。 材木座の六角ノ井(別名「矢の根ノ井」)は、源頼朝の叔父・源為朝の伝説が残された井戸。 |
瓶ノ井 (明月院(山ノ内) 別名「甕ノ井」 |
甘露ノ井 (浄智寺(山ノ内)) |
明月院にある瓶ノ井(別名「甕ノ井」)は、陸奥イソが著した外国人のための「鎌倉案内書」で「亀ノ井」となってしまった井戸。 浄智寺の甘露ノ井は、水が蜜のように甘く「不老不死」の水といわれていた。 |
棟立ノ井 | 扇ノ井 |
覚園寺の棟立ノ井(別名「破風ノ井」)は、井戸の形が家の棟の形をしている井戸だが、通常の拝観では見ることはできない。 扇ヶ谷の扇ノ井は、静御前が舞扇を納めたという井戸だが、個人邸宅内にある。 |
※ | この他、鎌倉の歴史を物語るものとして、海蔵寺の「十六ノ井」、元八幡の「石清水ノ井」、極楽寺の「極楽寺ノ井」などがある。 |
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