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安国論寺のある松葉ヶ谷は、1254年(建長6年)、鎌倉に入った日蓮が初めて庵を結んだ場所。 日蓮は約20年間を松葉ヶ谷で過ごした。 安国論寺には、日蓮が修行したとする「御法窟」(または「日蓮岩屋」)があって、ここで北条時頼に建白した『立正安国論』が書かれたとされる。 熊王尊殿の脇の階段を上がると「富士見台」があり、日蓮が富士山に向って毎日法華経を唱えたと伝わる。 |
開山 | 日蓮 |
本尊 | 南無久遠実成本師釈迦牟尼仏 |
山門 |
本堂 |
御小庵 (御法窟) |
熊王尊殿 |
日朗御荼毘所 |
南面窟 |
鐘楼 |
化生窟と御硯水 |
正岡子規歌碑 |
安国論寺のある地には、北条時政の屋敷あったといわれ(参考:北条時政邸跡)、比企能員が暗殺された地であるという説がある(参考:比企氏の乱)。 能員の末子能本は、四代将軍藤原(九条)頼経に頼んでこの地を譲り受け、一族の墓所としたという。 妙本寺にある墓所は、のちに日朗が堂宇を営むときに移されたものともいわれている。 |
サザンカ |
カイドウ |
妙法桜 |
源平枝垂れ |
桜 |
シャガ |
ツツジ |
アジサイ |
イチョウ |
霊峰富士 (富士見台から) |
妙法寺 (富士河口湖町) |
1269年(文永6年)、日蓮は富士山五合五勺経ヶ岳で国家安泰の祈念し、法華経を埋納したという。 その折、日蓮信者となった農民が建てたのが、河口湖畔にある妙法寺(富士河口湖町)だと伝えられている。 鎌倉には、安国論寺の他に、日蓮の松葉ヶ谷草庵跡といわれる長勝寺と妙法寺があるが、いずれも富士山が望める寺。 |
日蓮が毎日法華経を唱えたと伝わる「富士見台」からは、由比ヶ浜の海が一望できる。 (参考:鎌倉の海 鎌倉:海の見える寺) |
鎌倉市大町4−4−18 0467(22)4825 鎌倉駅東口より徒歩15分 |
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