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妙本寺の杉木立の参道を上り、二天門を抜けると祖師堂。 祖師堂は、妙本寺の中心的な建物で、日蓮、日朗、日輪が祀られている。 第二祖の日朗の創建。 現在の建物は、天保年間(1830〜1843年)に、第四十七世日教によって再建されたと伝えられている。 日蓮聖人像は、生前の日蓮の姿をうつしたもので、身延久遠寺と池上本門寺の像とともに、一本の木で彫られた「一木三体の像」の一つとされる(市文化財)。 9月12日の龍口法難会では年に一度の特別開帳がある。 |
妙本寺がある一帯は比企ヶ谷と呼ばれるが、その地名の由来は、鎌倉に武家の都を創った源頼朝が流人時代に世話になった乳母の比企尼を鎌倉に迎え入れたことにある。 比企尼の屋敷があったのが祖師堂辺りだったのだという。 |
比企一族の墓 |
一幡の袖塚 |
比企ヶ谷には、比企能員をはじめとする比企一族の屋敷もあった。 祖師堂の右側には比企氏の乱で滅亡した比企一族の墓がある。 そして、水屋の横には、同じく比企氏の乱で命を落とした源頼家の嫡子一幡の袖塚がある。 |
長谷川開太郎は鎌倉で活躍した小説家。 材木座の向福寺で新婚生活を送り、その後、鎌倉を転々として『丹下左膳』などの作品を残した。 昭和10年6月29日、35歳で亡くなった。 参考:鎌倉の寺院と文学者 |
祖師堂裏のやぐらの中に祀られている。鬼子母神は法華経の守護神。 妙本寺の鬼子母神石像(okadoのブログ) |
桜 |
カイドウ |
シャガ |
紅葉 |
祖師堂の裏手には祇園山ハイキングコースへの道。 「腹切やぐら」や「八雲神社」までのハイキングを楽しむことができる。 |
妙本寺は、源頼朝の御家人比企能員邸の跡地に能員の末子能本が建てた寺。 この地で有力御家人比企氏が滅亡し、二代将軍源頼家の嫡子一幡が焼け死んだ(参考:比企氏の乱)。 |
鎌倉市大町1−15−1 0467(22)0777 鎌倉駅東口から徒歩8分 |
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