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五節の舞姫の装束は、「光る君へ」第4話で主人公・まひろが付けていた衣装。 「白地菱型地に下り藤染め裳」 (しろじひしがたじにさがりふじぞめも) 五節の舞姫に選ばれたまひろは、花山天皇や藤原兼家・道隆・道兼・道長の前で舞を披露。 その装いは白地の下り藤染めの裳とやや赤みを帯びた紫色に向蝶柄の唐衣。 |
手には金銀の鳳凰の絵の入った衵扇(あこめおうぎ)。 「金銀泥鳳凰絵入大翳」 (きんぎんでいほうおうえいりおおかざし) |
冠のような飾りは奈良時代風の装飾。 髪飾りに下げられた白い組紐は「日陰の鬘」(ひかげのかずら)。 1008年(寛弘5年)11月20日、紫式部は五節の舞姫が付けていた「日陰の鬘」を賜った右京(宰相中将)に歌を贈っています。 おほかりし 豊の宮人 さしわけて しるき日かげを あはれとぞ見し |
紫式部の歌~五節の舞姫と日陰の鬘を付けた右京~ |
五節の頃に出仕しない紫式部に弁の宰相の君(藤原豊子)が「残念です」と言ってきたので・・・ |
紫式部の歌~五節が過ぎた頃の藤原豊子との贈答歌~ |
「光る君へ びわ湖大津 大河ドラマ館」は、紫式部ゆかりの石山寺に設置されています。 |
2024年1月29日(月) 〜2025年1月31日(金) |
9:00〜17:00 (最終入場16:30) |
石山寺は、紫式部が『源氏物語』を書き始めた寺として知られています。 藤原道綱母の『蜻蛉日記』・赤染衛門の『赤染衛門集』・和泉式部は『和泉式部日記』・菅原孝標女の『更級日記』にも登場。 和泉式部は『和泉式部日記』に恋人関係にあった敦道親王との和歌のやりとりを綴っています。 清少納言は『枕草子』に「寺は石山寺・仏は如意輪観音」と綴りました。 |
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