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めづらしと 君し思はば きて見えむ 摺れる衣の ほど過ぎぬとも |
「懐かしいと思ってくだされるのならお目にかかりましょう。五節の舞姫が小忌衣を着る時季が過ぎても」 五節の頃に出仕しない紫式部に、弁の宰相の君(藤原豊子)が「残念・・・」と言ってきたときに詠んだ歌。 五節は、新嘗祭の豊明節会のことで、1009年(寛弘6年)11月の五節らしい。 |
さらば君 山藍のころも 過ぎぬとも 恋しきほどに きても見えなむ |
「山藍の摺衣の時季が過ぎても、私を恋しく思っている間に出仕して、姿を見せてください」 藤原豊子の返歌。 |
五節の舞姫~新嘗祭・大嘗祭で舞った舞姫と貴族~ 紫式部の歌~五節の舞姫と日陰の鬘を付けた右京~ |
大河ドラマ「光る君へ」第4話で主人公のまひろが付けていた五節の舞姫装束。 画像は、紫式部ゆかりの石山寺に設置された「光る君へ びわ湖大津 大河ドラマ館」の展示品。 |
廬山寺は、紫式部の邸跡に建てられた寺。 |
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