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悪事を「見ない、聞かない、話さない!」ということで知られる三猿。 ただ、日光東照宮の神厩舎の三猿には、さらに深い意味が・・・ |
神厩舎に掲げられている猿の彫刻は、八面あって人生を表しているらしい。 その2枚目が三猿。 まだ幼い頃の様子を表したもの。 幼い子には・・・ 悪事を「見させない、聞かせない、言わせない」 これには、子どもたちに素直に育って欲しいという願いが込められているとともに、 子どもたちには良い影響を与えるようにという大人へのメッセージが込められているのだとか。 |
庚申の日〜眠ってはならない夜 「庚申待」「守庚申」〜 清少納言の庚申の夜〜『枕草子』五月の御精進のほど〜 桜花盛久〜眠っちゃいけない庚申の夜の和歌会〜 |
比叡山の鎮守・日吉大社は山王として崇められてきた社で、徳川家康の信仰も篤かったのだという。 日吉大社は猿を神使としている。 第十八代天台座主の良源(元三大師)が詠んだという「七猿の歌」には・・・ 「見ず聞かず言わざる三つのさるよりも思わざるこそまさるなりけれ」というのがある。 この歌から三猿が出てきたともいわれる。 848年(嘉祥元年)、第三代天台座主の円仁が日光に来山し、満願寺(輪王寺)は天台宗寺院となった。 二荒山神社には、その際に円仁が日吉大社を勧請して創建したという日枝神社が祀られている。 家康が葬られた久能山東照宮にも日枝神社が祀られている。 |
八坂庚申堂は、日本最古の庚申堂といわれている。 庚申の「申(サル)」から「猿」は庚申の神使なのだという。 庚申塔に三猿が彫られるようになったのは、山王信仰と庚申信仰が結びついたからとも考えられるのだという。 |
源頼朝が信仰した瀧山寺本堂の背後、徳川家光が建立した瀧山東照宮に隣接して建てられているのは、日吉山王社本殿。 日吉山王社は、近江国の日吉大社を勧請して創建され、現在の本堂は瀧山東照宮と同時期に建立されたものと考えられている。 |
瀧山寺 |
瀧山東照宮 |
瀧山寺は、源頼朝が母由良御前の実家である熱田神宮大宮司家出身の寛伝を座主とするなど関係を深めた寺院。 徳川家康の生誕地・岡崎城の北東方向にある。 瀧山東照宮は、徳川家光が建立した岡崎城の守護神。 |
栃木県日光市山内2301 JR日光駅・東武日光駅から徒歩約30分 |
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60年に一度の祭礼 |
源頼朝も祀る! |
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