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瀧山東照宮(たきさんとうしょうぐう)は、1646年(正保3年)、三代将軍徳川家光が瀧山寺の境内に創建した徳川家康を祀る社。 当初の計画では、松平家・徳川家の菩提寺である大樹寺境内に建立される予定だったのだという。 瀧山寺の境内になった理由は不明だが、日光東照宮が家光の命で比叡山の天海によって創建されたことや、家康と関係があった日光山輪王寺・天海が創建した東叡山寛永寺が天台宗寺院だったことが考えられる。 また、瀧山寺は家康が誕生した岡崎城からみて鬼門(北東)にあたることから、鬼門封じという意味をもっているという説もある。 創建より別当寺の瀧山寺によって管理されたが、1873年(明治6年)、神仏分離により独立。 家光寄進の太刀銘長光と家綱寄進の太刀銘正恒は重要文化財。 |
瀧山東照宮の本殿・拝殿・中門は、国の重要文化財に指定されている。 2021年(令和3年)から保存修理が始まり、2024年(令和6年)まで行なわれる予定。 上の画像は、1971年(昭和46年)に修復された直後のもの(東照宮掲示板より)。 |
瀧山寺本堂の背後、瀧山東照宮に隣接して建てられているのは日吉山王社本殿。 日吉山王社は、近江国の日吉大社を勧請して創建され、現在の本堂は瀧山東照宮と同時期に建立されたものと考えられている。 |
瀧山東照宮は、久能山東照宮・日光東照宮とともに三大東照宮の一つに数えられるのだという(諸説ある。)。 |
久能山東照宮は、徳川家康が埋葬された場所で、家康を祀る東照宮の創祀とされる。 |
日光東照宮の奥院には、改葬された家康の廟塔がある。 |
徳川家康は、1542年(天文11年)、岡崎城で誕生。 |
愛知県岡崎市滝町山籠107 名鉄名古屋本線「東岡崎駅」から名鉄バス「滝山寺下」下車。 |
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