鎌倉手帳(寺社散策)

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源頼家の般若心経
〜三嶋大社〜

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般若心経(源頼家筆)
源頼家自筆の般若心経


 1203年(建仁3年)8月10日、急病となった二代将軍源頼家が病悩祈願のため、自らが筆を執って書写し、三嶋大社に奉納したもの(重文)。

 『吾妻鏡』によると・・・

 1203年(建仁3年)7月20日、急病となった頼家は、翌8月7日にはかなり苦しい容態にあった。

 「此心経一巻為病脳祈願染愚筆謹拝書/奉納三嶋社者也、/建仁三季八月十日 従二位源朝臣頼家」の奥書がある。



源頼家









〜修禅寺に幽閉され暗殺された頼家〜

源頼家の墓
リンクボタン源頼家の墓
(修禅寺)

 三嶋大社に般若心経を奉納して間もない9月2日、頼家の乳母夫の比企能員北条時政に暗殺され(比企能員の変)、9月5日に出家した頼家は、9月29日に修禅寺に幽閉され、翌年7月18日に暗殺された。



〜頼家の冥福を祈った北条政子〜

指月殿
リンクボタン指月殿
(修禅寺)
浅草寺宝蔵門
リンクボタン浅草寺宝蔵門
(東京浅草)

 頼家墓の横にある指月殿は、頼家の冥福を祈るために、母の北条政子が建てたのだという。

 浅草の浅草寺宝蔵門には、北条政子が頼家の追善供養のために中国から取り寄せて鶴岡八幡宮に奉納したという「元版一切経」が収められている。



リンクボタン富士の人穴探検〜源頼家と仁田忠常〜

リンクボタン浅間大菩薩に祟られた?〜源頼家・仁田忠常〜

リンクボタン源頼家と死相の面





〜伊豆の国市の二つの寺〜

伊豆の国市信光寺
リンクボタン信光寺
伊豆の国市光照寺
リンクボタン光照寺

 信光寺は、頼家が暗殺されたことを知って出家した武田信光が建てたという寺。

 願成就院の支院だったという光照寺には、信光が鎌倉へは運ぼうとしていたという頼家病相の面が残されている。









歴史めぐり源頼朝




三嶋大社
リンクボタン三嶋大社

 三嶋大社は源頼朝が崇敬した神社。

 頼朝は1188年(文治4年)、走湯山(伊豆山)と箱根山の二所権現と三嶋社を参詣する「二所詣」を始めている。


静岡県三島市大宮町2−1−5

JR東海道線「三島駅」より徒歩15分。
伊豆箱根鉄道「伊豆三島田町駅」より徒歩10分



三嶋大社と御門の守護神と
源頼朝伝説

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源頼朝配流の地・北条氏発祥の地
(伊豆の国市)

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(伊豆の国市)

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