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芸術・文化に関する記述について、最も適当なものを1〜4から選びなさい。 |
次もうち、鎌倉三名鐘に含まれないのはどれか。 |
1 建長寺梵鐘 3 円覚寺洪鐘 |
2 常楽寺梵鐘 4 長谷寺梵鐘 |
長谷寺の梵鐘は、古さでは常楽寺、建長寺に次ぐものですが、鎌倉三名鐘には含まれていません。 |
茶の効用を記した著書『喫茶養生記』を源実朝に献上し、喫茶の儀礼が広がっていくきっかけをつくった僧侶はだれか。 |
1 空海 3 法然 |
2 一遍 4 栄西 |
我が国臨済宗の開祖栄西は、二日酔いに苦しむ源実朝に茶をすすめ、『喫茶養生記』を献上したそうです。 |
鎌倉には多くの文化財があるが、そのなかで建造物として唯一国宝であるものは何か。 |
1 建長寺三門 2 円覚寺舎利殿 3 荏柄天神社社殿 4 鶴岡八幡宮本宮 |
鎌倉に残されている中世の木造建築物は、荏柄天神社の本殿(鎌倉最古)、覚園寺の薬師堂、鶴岡八幡宮の丸山稲荷社本殿、円覚寺の舎利殿などです。 建長寺の三門や鶴岡八幡宮の本宮などは江戸時代の建造物です。 その中で唯一国宝に指定されているのは、円覚寺の舎利殿。 |
藤原定家に師事した、鎌倉幕府3代将軍源実朝の歌集は何か。 |
1 『金槐和歌集』 2 『玉葉和歌集』 3 『千載和歌集』 4 『山家集』 |
『玉葉和歌集』と『千載和歌集』は勅撰集、『山家集』は西行の家集。 |
夏目漱石が円覚寺の塔頭帰源院に参禅して禅僧から禅の教えを受けた体験を生かして著した小説は何か。 |
1 『行人』 3 『門』 |
2 『明暗』 4 『こころ』 |
夏目漱石は、1894年(明治27年)の末から翌年にかけて、円覚寺の塔頭帰源院に止宿しました。 その体験を描いた小説が『門』です。 |
円覚寺山門 |
参禅百年記念碑 (東慶寺) |
長く鎌倉に住み、文学以外の分野でも「鎌倉カーニバル」で中心的な役割を果たし、町議を務めるなど幅広く活動し、鎌倉文士の牽引役を担った作家はだれか。 |
1 高見順 3 久米正雄 |
2 大佛次郎 4 久保田万太郎 |
鎌倉駅の西口に近い御成町に長く住んだ漫画家横山隆一の代表作は何か。 |
1 『ほのぼの君』 2 『フクちゃん』 3 『冒険ダン吉』 4 『サザエさん』 |
横山隆一は漫画家としては初の文化功労者で、鎌倉市の名誉市民です。 荏柄天神社の絵筆塚は、横山隆一らが建立したもの。 |
松竹大船撮影所で『晩春』や『東京物語』などの名作を製作した映画監督はだれか。 |
1 成瀬巳喜男 3 小津安二郎 |
2 吉村公三郎 4 大島渚 |
晩年を過ごした雪ノ下の居旧跡に美術館がある美人画で有名な日本画家はだれか。 |
1 守屋多々志 3 前田青邨 |
2 鏑木清方 4 岸田劉生 |
鎌倉山にアトリエを構え、現在はその他に作品を展示する美術館がある。独特の作風、特異な個性で知られる版画家はだれか。 |
1 斎藤清 3 棟方志功 |
2 高田博厚 4 北大路魯山人 |
鎌倉市の名誉市民であり、二階堂に居を構え、仏教やシルクロードなどについての作品を多く残した国民的な画家として活躍した人物はだれか。 |
1 横山大観 3 伊東深水 |
2 平山郁夫 4 小泉淳作 |
元内閣総理大臣佐藤栄作が別荘として利用し、三島由紀夫の小説『春の雪』の一舞台になった場所はどこか。 |
1 らい亭 2 鎌倉文学館 3 鎌倉市長谷子ども会館 4 かいひん荘 鎌倉 |
「らい亭」は、鎌倉山にある回遊式庭園で知られる建物(注:「らい」の字は木へんに雷と書きます。)。 「鎌倉市長谷子ども会館」は諸戸清六の邸宅でした。 「かいひん荘 鎌倉」は、富士製紙社長村田一郎の邸宅でした。 |
鎌倉文学館 |
春の雪 |
鎌倉に残る貴重な戦前の洋風住宅建築物の1つである旧華頂宮邸があるのはどこか。 |
1 山ノ内 3 長谷 |
2 浄明寺 4 雪ノ下 |
旧華頂宮邸は、報国寺の奥にあります。 鎌倉三大洋館の一つ。 |
毎年1月4日に鶴岡八幡宮で行われる手斧始式で、御神木が二の鳥居から舞殿まで運ばれるときに営まれる芸能は何か。 |
1 鎌倉天王唄 3 飴屋踊り |
2 鎌倉神楽 4 鎌倉木遣唄 |
女性として初めて鎌倉市の名誉市民となった人物はだれか。 |
1 永井路子 3 田中絹代 |
2 小倉遊亀 4 吉屋信子 |
浄智寺境内に住んだ日本画家の小倉遊亀は、女性ではじめて日本美術院の同人に選ばれ、女性としては三人目となる文化勲章を受章。 1995年(平成7年)、鎌倉市名誉市民となりました。 作家の永井路子も1998年(平成10年)に名誉市民となっています。 |
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