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鎌倉山の「らい亭」(旧清香苑)は、鎌倉山が宅地開発された当時の様子を伝える貴重な建物で、鎌倉市景観重要建築物に指定されている。 「景観重要建築物」の指定は、鎌倉市の洋風建築物の保存と活用のために設けられた制度で、平成8年には、「鎌倉市都市景観条例」によって、洋風建築物に加え、和風建築物や門、塀などの工作物を「景観重要建築物等」として保存と活用を図る制度とされた。 |
「らい亭」の本館は、横浜市戸塚の猪熊家(養蚕農家)の旧宅を移転改築したもので、玄関は手広の青蓮寺、山門は西御門にあった高松寺(廃寺)から移築されたもの。 |
「らい亭」の庭園は、廻遊式とよばれ、石仏・石塔・竹林・梅林・季節の草花等を楽しみながら散策することができる。 |
東京牛込の寺にあった地蔵。この寺に参詣した人がついでにこの地蔵にお参りしたので「おついで地蔵」と呼ばれるようになった。 |
明治43年、京都の数寄屋師木村清兵衛の作。4畳半で水屋と台所が付属している。 |
亀山宗月の設計、数寄屋師金子寿慶の作。 |
奈良法隆寺の夢殿を模して建立された。堂基盤に古代瓦がはめ込まれている。この堂の建つ丘は庭の中心で「まんだらが丘」と呼ばれている。 |
月の光にぬれる露の美しさを想い、小島二合庵師(元鎌倉市長)によって命名された。 |
十三重の塔 |
石造羅漢像 |
高松寺の檀那水野家の家紋、「永楽通宝紋」と「沢潟紋」(おもだかもん)が浮彫りされた門。水野家は清和源氏の一流。 |
永楽通宝紋 |
沢潟紋 |
石造十王像 |
石造碁盤 |
鎌倉駅より15分(京浜急行バス利用) 「鎌倉山」行または「鎌倉山」経由に乗車し「高砂」下車。 |
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