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「石戸蒲ザクラ」(いしとかばざくら)は、樹齢800年以上といわれ、国の天然記念物に指定されている古木。 日本五大桜の一つ。 その名は、源頼朝の異母弟で蒲冠者(かばのかじゃ)と呼ばれた源範頼の伝説からといわれています。 樹高は14m 根回りは7.41m 幹周りは6.6m |
蒲ザクラの根元にある五輪塔は、源範頼の墓と伝えられています。 範頼は、源平合戦で弟の源義経とともに活躍しますが、1193年(建久4年)8月17日、謀反の罪で伊豆修禅寺に幽閉され、間もなく梶原景時に攻められ自刃したとされています。 ただ、修禅寺から逃れて生き延びたという伝説が各地に残されています。 北本市の石戸宿もその一つ。 「石戸蒲ザクラ」は、範頼が持っていた杖が根付いたものといわれ、石戸宿に逃れ住んだ範頼は、1200年(正治2年)に病死したのだと伝えられています(戒名は明巌大居士)。 |
2024年 開花・見頃情報 |
4月11日現在で散り始め。 |
2024北本さくらまつり |
3月30日(土)・31日(日) 10:00〜15:00 場所:高尾さくら公園 (北本市高尾6-350-1) |
2024北本さくらまつり〜源範頼ゆかりの地の桜〜 源範頼の蒲ザクラPRイベント |
修禅寺 |
源範頼の墓 |
曽我兄弟の仇討ちをきっかけに謀反を疑われて伊豆の修禅寺に流された範頼。 |
範頼が生まれ育った地に鎮座する蒲神明宮にも蒲ザクラが植えられている。 |
安楽寺は、1159年(平治元年)の平治の乱後、範頼が隠れ住んだと伝えられる寺。 |
息障院は、範頼の館跡とされる地に建てられた寺。 平治の乱後、安楽寺に逃れたという範頼は、兄頼朝の乳母を務めた比企尼をはじめとする比企一族の庇護を受けていたのだ伝えられている。 |
石戸神社は、範頼が早世した娘亀御前の供養のために建てた堂を始まりとしているのだという。 |
高尾阿弥陀堂は、範頼の妻亀御前(安達盛長の娘)を供養するために建てられたと伝えられている。 石戸の伝説では亀御前は範頼の娘とされているが、高尾では妻となっている。 |
放光寺は、安達盛長の館跡と伝えられている地に建てられている寺。 |
「石戸蒲ザクラ」のある東光寺は、かつては阿弥陀堂と呼ばれ、源範頼が早世した娘・亀御前の供養のために建てたのが始まりと伝えられています。 東光寺には、範頼と亀御前の位牌が安置されているのだといいます。 |
所在: | 埼玉県北本市石戸宿3−119 (東光寺境内) |
交通: | JR北本駅から北里研究所メディカルセンター病院行き・石戸蒲ザクラ入口行きバス 終点下車徒歩約5分 |
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