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瑞泉寺(臨済宗円覚寺派)は、夢窓疎石(国師)が開いた寺。 1327年(嘉暦2年)、幕府の御家人二階堂道蘊(貞藤)が国師のために建立した瑞泉院がはじまりといわれ、鎌倉公方となった足利基氏が中興して瑞泉寺とした。 山号は錦屏山。 国師作の禅の思想に基づいた庭園は、書院庭園の起源ともいわれ、国の名勝に指定されている。 足利基氏以降、代々鎌倉公方の菩提寺として栄え、関東十刹の格式を誇り、塔頭も十二院を数えたという。 江戸時代には、徳川光圀が千手観世音を寄進。 開山堂の夢窓国師坐像(頂相彫刻)は国の重要文化財。 |
鎌倉観音巡礼 第6番札所(千手観世音) 鎌倉地蔵巡礼 第7番(どこも苦地蔵) |
開山 | 夢窓疎石(国師) |
本尊 | 釈迦牟尼仏 |
本堂・地蔵堂・名勝庭園など瑞泉寺境内の歴史遺産をご紹介。 |
開山の夢窓疎石は、「七朝帝師」と呼ばれた高僧。 |
禅〜自身で開く悟り:鎌倉新仏教〜(okadoのブログ) |
二階堂氏は、二階堂行政を祖とし、政所執事を世襲した家。 道蘊(貞藤)は、1330年(元徳2年)に引付頭人、1332年(正慶元年)に政所執事に就任。 甲斐国山梨郡を領していた道蘊は、夢窓疎石を招いて恵林寺を創建。 元弘の変では、吉野山に籠る護良親王を攻め、親王の忠臣村上義光を自刃に追い込んだ。 鎌倉幕府滅亡後は、建武政権に参加したが、北条氏再興の陰謀に加担したとされ、1335年(建武元年)12月28日、六条河原で処刑された。 |
瑞泉寺裏山(天園ハイキングコース)にある「貝吹地蔵」は、ほら貝を吹いて、新田勢が攻め寄せてきたことを知らせたという。 |
貝吹地蔵の手前には「従是右北条御一門御廟所」の石標があって、入って行くと北条首やぐらがある。 |
北条首やぐら |
お塔の窪やぐら |
瑞泉寺と北鎌倉の建長寺を結ぶハイキングコース。 |
二階堂大路の散策 鎌倉アルプスの散策・・・前編 後編 明王院から瑞泉寺への古道 |
鎌倉市二階堂710 0467(22)1191 鎌倉駅徒歩30分 バス停「大塔宮」から徒歩10分 |
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