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香山寺(臨済宗建長寺派)は、源頼朝が源氏再興の挙兵をした際に、最初の標的とされた山木(八巻)兼隆が建立した寺。 当時の開山和尚は不明。 その後、鎌倉の報国寺開山の天岸慧広が足利家時を開基として開き、北条早雲が中興した。 早雲は、京都大徳寺八十三世となった以天宗清(いてんそうせい)を住まわせ、子の氏綱は箱根湯本の早雲寺の開山に迎えたという。 本尊は千手観音。 |
※ | 戦国大名・北条早雲は、伊豆国の韮山城を居城としていた。 |
山木兼隆(伊勢平氏)は、判官(検非違使)だったが、父の訴えにより罪を得て伊豆国山木郷に流された。 のちに平氏政権の下で伊豆国司(平時忠)の目代となり、源頼朝の監視役となった。 1180年(治承4年)の頼朝の挙兵時には最初の標的とされ、佐々木盛綱と加藤景廉に討ち取られた。 法名は、香山寺殿興峰兼隆大禅定門。 |
山木兼隆は、北条時政との約束で、北条政子と結婚する予定であったという伝説もあるが、兼隆が伊豆国の目代となったのは1180年(治承4年)のこと。 このとき源頼朝と北条政子は婚姻済で、二人の間には長女大姫が誕生していた。 |
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香山寺の門は、元韮山県庁の門。 |
皇大神社は山木の鎮守。 相殿には山木兼隆が祀られている。 |
源頼朝の鎌倉入り〜源氏再興の挙兵〜 源頼朝の挙兵・・・山木館襲撃 源頼朝挙兵の日 源頼朝と伊豆国 |
静岡県伊豆の国市韮山山木868−1 伊豆箱根鉄道駿豆線「韮山」駅から徒歩25分 |
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