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大山寺の参道石段は紅葉の名所。 紅葉が見ごろを迎える11月には「もみじ祭」が開催され、本尊の鉄造不動明王が開帳される。 |
大山寺の鉄造不動明王は、大山寺を中興した願行が脇侍の矜迦羅童子・制多迦童子とともに鋳造したと伝えられているもの(重要文化財)。 願行は京都の泉涌寺や高野山で学び、関東に下って鎌倉に大楽寺や理智光寺を建てたといわれている。 1274年(文永11年)、荒廃した大山寺を再興するため江の島に参籠。 江の島で授かった金塊で工人をやとい、浜の砂鉄を使って不動明王を鋳造したのだという。 |
もみじ祭り 鉄造不動明王像の特別開帳 11月8日〜12月8日 |
鉄造不動明王は、毎月8・18・28日にも開帳されている。 |
2024紅葉ライトアップ 11月20日(水)〜 12月1日(日) |
平日 土日祝 |
日没〜午後7時 日没〜午後8時 |
大山寺には鉄造不動明王の他に木造不動明王も安置されている。 現在の本尊は鉄造不動明王だが、源頼朝が参詣した際の本尊だったのかも。 |
大山寺は、源頼朝が戦勝祈願のための太刀を奉納した寺。 大山詣の「納めの太刀」の風習は、頼朝の太刀奉納に始まるのだとか。大 |
鎌倉の覚園寺の愛染堂に置かれている鉄造不動明王像は、願行が建てた大楽寺の本尊だったもの。 願行が大山寺の不動明王像を鋳造するに当たって試しに鋳造したものと伝えられ、「試みの不動」と呼ばれている。 |
覚園寺の愛染堂は、廃寺となった大楽寺の本堂を移築したもの。 |
願行が参籠した江の島岩屋は、江の島弁財天信仰の発祥地。 弘法大師や日蓮が修行したといわれ、源頼朝も文覚に命じて奥州平泉の藤原秀衡征伐を祈願した。 |
神奈川県伊勢原市大山724 0463−95−2011 小田急線伊勢原駅よりバス→大山ケーブル駅バス停→徒歩15分→大山ケーブル駅→大山寺駅→へ徒歩5分 |
源頼朝ゆかりの大山寺・日向薬師・飯山観音を巡る |
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