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若宮大路の南端に建てられた鶴岡八幡宮の大鳥居(一の鳥居)は、「浜鳥居」と呼ばれていた。 最初の一の鳥居は、1180年(治承4年)、源頼朝が由比若宮(鶴岡若宮)を現在地に遷座したときに創建されたとされ、その後、再建が繰り返されてきたものと考えられている。 1990年(平成2年)の発掘調査では鳥居の柱痕が発見され、戦国時代に北条氏康によって造立された鳥居のものである可能性が高いのだという。 この柱痕の発見によって創建当初の鳥居は、現在の一の鳥居より鶴岡八幡宮よりにあったものと考えられている。 |
※ | 浜の大鳥居の遺跡は、由比ガ浜歩道橋の下にあります。 |
若宮大路にあるこの表示は、「浜の大鳥居」の柱痕跡を表している。 |
現在の大鳥居から鶴岡八幡宮よりで発見されていることから、当初の鳥居の位置が推定できる重要な遺跡となっている。 |
柱痕跡が発見されたのは、現在の一の鳥居(大鳥居)から約200m鶴岡八幡宮より。 |
若宮大路 |
段葛 |
若宮大路は、1182年(養和2年)に源頼朝が平安京の朱雀大路を模して造営した鶴岡八幡宮の参道。 鶴岡八幡宮の楼門前からは、由比ヶ浜へ一直線に延びる若宮大路と三つの鳥居を望むことができる。 段葛は若宮大路の中央に築かれた遺構。 現在の段葛の入口に二の鳥居が、終点に三の鳥居がある。 |
鶴岡八幡宮の三つの鳥居は、今とは逆の数え方をしていた時代があった。 |
鶴岡八幡宮は、1063年(康平6年)に源頼義が京都の石清水八幡宮を勧請して創建した鶴岡若宮を前身とし、1180年(治承4年)に源頼朝が現在地に遷した。 以後、武家の都「鎌倉」の中心に置かれ、長く武家の崇敬を集めた。 |
鎌倉市雪ノ下2−1−31 0467(22)0315 鎌倉駅東口より徒歩10分 |
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