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成福寺は、伊豆国の在庁官人であった北条時家の庁舎持仏堂(天台真言宗)を前身とする寺院。 1289年(正応2年)、鎌倉幕府八代執権北条時宗の第三子正宗が浄土真宗の寺院として再興したと伝えられている。 時宗亡き後、鎌倉を離れた正宗は、北条氏の故郷であるこの地に、両親の遺骨の一部を持ち帰るとともに、北条一族の菩提を弔ったのだという。 浄土真宗大谷派。 |
※ | 北条時家は、源頼朝の挙兵を助け、鎌倉幕府の初代執権となった北条時政の父ともいわれる人物。 |
北条正宗は、八代執権北条時宗の三男といわれ、母は覚山尼だといわれている。 |
北条時宗 (法光寺殿杲公大禅定門) 1284年(弘安7年)4月4日没。 (参考:円覚寺塔頭佛日庵) |
覚山尼 (潮音院殿覚山志道尼) 1306年(徳治元年)10月9日没。 (参考:東慶寺) |
◎北条正宗 (成福寺殿釋正宗) 1308年(延慶元年)6月2日没。 |
鎌倉の成福寺は、三代執権北条泰時の子泰次が建立した寺。 |
鎌倉幕府滅亡が無住の時代が続き、戦国期には小田原北条氏による弾圧を受け、九代宗全は伊豆国に逃れて成福寺で暮らしていたのだという。 |
北条政子 産湯の井戸 |
堀越御所跡 |
北条氏邸跡 |
願成就院 |
成福寺の建つ地は、北条時政邸の一部だったと考えられ、源頼朝と北条政子のために建てられた別亭があった場所ともいわれている。 『吾妻鏡』によると、1180年(治承4年)4月27日、以仁王が発した平家打倒の令旨が北条館の頼朝のもとに届けられている。 |
成福寺は、ハスの寺として知られ、境内では200種、300鉢のハスが栽培されている。 見頃は6月中旬から8月初旬。 |
静岡県伊豆の国市四日町981 伊豆箱根鉄道駿豆線 韮山駅から徒歩10分 |
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