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建長寺の伽藍配置

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建長寺


 禅宗における七堂伽藍とは、山門・仏殿・法堂・僧堂・庫院・東司(または西浄)・浴室のこと。

 建長寺円覚寺の伽藍配置は、中国の径山(きんざん)万寿寺の伽藍配置を手本としたもの。

 山門仏殿法堂が直線上に配置され、僧堂と庫院・浴室と西浄(便所)が左右対称に配置されていた。



建長寺法堂
法堂


建長寺仏殿
仏殿


僧堂
 仏殿・山門・僧堂・庫院は回廊で結ばれていた。
庫院


建長寺山門
山門(三門)


西浄
(便所)
浴室


 建長寺の創建当時は、総門山門仏殿法堂が中心線上に一直線に並び、庫裡と僧堂、浴室と西浄(便所)が左右対称に配置され、山門仏殿その他が回廊によって結ばれていた。

 これが日本の禅寺建築法の基となっている。

 現在でも、山門仏殿法堂が直線上に並び、禅宗様伽藍配置を伝えている。





参考
京都五山第四位東福寺
僧堂・東司・浴室


東福寺禅堂
リンクボタン禅堂
(僧堂)
東福寺東司
リンクボタン東司
(西浄)

東福寺浴室
リンクボタン浴室









建長寺
リンクボタン建長寺

 建長寺は、五代執権北条時頼が宋の蘭渓道隆を招いて開いた日本で初めての「禅専門道場」。
 臨済宗建長寺派大本山。
 鎌倉五山の第一位。


鎌倉市山ノ内8
0467(22)0981

JR北鎌倉駅から徒歩15分



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