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1.次の各問いについて、最も適当なものを1〜4から選びなさい。 |
(1) | 建長寺法堂の正面中央に掲げられた額には何と書かれているか。 |
1 海東法窟 2 大光明寶殿 3 寶所在近 4 建長興国禅寺 |
建長寺法堂に掲げられているのは「海東法窟」。 かつてあった東外門に掲げられていたのだといいます。 「大光明寶殿」は円覚寺仏殿。 「寶所在近」は浄智寺総門。 「建長興国禅寺」は建長寺の山門(三門)に掲げられています。 参考までに建長寺西外門には「天下禅林」の額が掲げられています。 |
建長寺法堂 |
円覚寺仏殿 |
浄智寺総門 |
建長寺山門 |
(2) | 現在壽福寺所蔵の銅造薬師如来坐像は元は鶴岡八幡宮寺に安置されていたといわれているが,この仏像の制作を発願した人物はだれか。 |
1 源頼朝 3 北条政子 |
2 源実朝 4 源義朝 |
壽福寺の銅造薬師如来坐像は、三代将軍源実朝の病気平癒祈願の一環として造立された可能性が高いといいます。 『吾妻鏡』によれば、実朝の母・北条政子は、1211年(建暦元年)11月16日に金銅の薬師三尊像の開眼供養を行っています。 |
(3) | 日蓮が鎌倉で布教を始めた頃弟子となった日昭の母は,有力御家人の娘であるといわれているが,その有力御家人とはだれか。 |
1 工藤祐経 3 千葉常胤 |
2 畠山重忠 4 比企能員 |
材木座の實相寺は、工藤祐経の邸跡に孫の日昭が開いたと伝えられています。 |
實相寺 |
工藤祐経の墓 |
(4) | 鎌倉最大規模を誇る光明寺の現在の山門(三門)が造られたのはいつのことか。 |
1 室町時代初期 2 室町時代末期 3 江戸時代初期 4 江戸時代末期 |
光明寺の山門(三門)は、1495年(明応4年)の創建といわれています。 現在の建物は1847年(弘化4年)に再建されたもの。 |
(5) | 次のやぐらと関連地域の組み合わせで正しくないものはどれか。 |
1 | 朱垂木やぐら−十王岩の南西の山腹 |
2 | 百八やぐら−杉ヶ谷 |
3 | 唐糸やぐら−釈迦堂切通の上方 |
4 | 瓜ヶ谷やぐら群−浄光明寺の背後の丘陵 |
浄光明寺の背後の丘陵にあるのは、多宝寺址やぐら群。 瓜ヶ谷やぐら群は、葛原岡神社の北側にあります。 |
朱垂木やぐら 百八やぐら 唐糸やぐら 瓜ヶ谷やぐら群 |
(6) | 次の神社を建立された年代の古い順に並べるとき,正しい順序はどれか。 |
1 | 甘縄神明神社→巽神社→荏柄天神社→鎌倉宮→葛原岡神社 |
2 | 甘縄神明神社→荏柄天神社→巽神社→鎌倉宮→葛原岡神社 |
3 | 甘縄神明神社→巽神社→荏柄天神社→葛原岡神社→鎌倉宮 |
4 | 甘縄神明神社→荏柄天神社→巽神社→葛原岡神社→鎌倉宮 |
甘縄神明神社は710年(和銅3年)、巽神社は801年(延暦20年)、荏柄天神社は1104年(長治元年)、鎌倉宮は1869年(明治2年)、葛原岡神社は1887年(明治20年)。 |
(7) | 鎌倉の交通について,次の出来事を年代の古い順に並べるとき,正しい順序はどれか。 |
a | 横須賀線の電化工事が完成する。 |
b | 大船〜片瀬間に自動車専用道路ができる。 |
c | 江ノ島電鉄が鎌倉駅まで開通する。 |
d | 鎌倉駅前でハイヤーの営業が始まる。 |
1 c→a→d→b 2 a→b→c→d 3 c→d→a→b 4 a→c→b→d |
横須賀線の電化工事が完成したのは1925年(大正14年)、市道大船西鎌倉船(自動車専用道路)の開通は1930年(昭和5年)、江ノ電の全線開通は1910年(明治43年)、ハイヤーの営業開始は1917年(大正6年)。 |
4択式マークシート方式その2 |
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