|
多宝寺は、弘長2年(1262年)ころに真言律宗の寺として創建されたらしいが詳細は不明。 北条業時(重時の子)の招きで忍性が開山となったと伝えられている。 いつまで存続していたかは不明。 現在は、寺跡に日蓮宗の妙伝寺が建っている。 |
多宝寺長老「覚賢」の五輪塔は、約3メートルの巨大なもの。 その前面の谷に分布する「やぐら」は16穴あって、これを多宝寺やぐら群と呼んでいる。五輪塔や常滑の坪、かわらけなどの貴重な出土品があって、鎌倉市の文化財に指定されているものもある。 多宝寺やぐら群は、鎌倉後期から室町中期にかけて造られたものと考えられ、多宝寺の僧侶や檀那を埋葬したものであると考えられている。 |
妙伝寺 |
令泉為助墓裏 (浄光明寺) |
|