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芸術・文化に関する記述について、最も適当なものを1~4から選びなさい。 |
(56) | 衆僧に修行の上での心構えと,僧堂での取り決め・罰則を記した,国宝「大覚禅師墨蹟法語規則」を所蔵している寺院はどこか。 |
1 常楽寺 3 円覚寺 |
2 建長寺 4 長壽寺 |
建長寺の「法語規則」は、双幅で一幅には法語、もう一幅には規則が記してあります。 |
(57) | 有島武郎が小説『或る女のグリンプス』(後に『或る女』」と改題)の後篇の執筆を始めた頃滞在していた円覚寺の塔頭はどこか。 |
1 帰源院 3 雲頂庵 |
2 松嶺院 4 臥龍庵 |
1919年(大正8年)、松嶺院で書きはじめています。 |
(58) | 『東京物語』など多くの名作を生んだ映画監督小津安二郎が,亡くなるまでの約 10 年間, 鎌倉で居を構えたのはどこの寺社の近くか。 |
1 浄智寺 3 極楽寺 |
2 佐助稲荷神社 4 鎌倉宮 |
小津安二郎は浄智寺の近くに住んでいました。 円覚寺には墓があります。 |
(59) | 国の登録有形文化財である鎌倉国宝館本館は,何に模して建てられたものか。 |
1 薬師寺東院堂 3 唐招提寺経蔵 |
2 法隆寺綱封蔵 4 東大寺正倉院 |
鎌倉国宝館の本館の建物は、奈良東大寺の正倉院を模した「高床式校倉風」に造られ、2000年(平成12年)に国の登録有形文化財に指定されています。 |
(60) | 鎌倉で,三島由紀夫の小説『春の雪』の一舞台になった建物はどこか。 |
1 鎌倉文学館(長谷) 2 旧華頂宮邸(浄明寺) 2 檑亭(鎌倉山) 4 かいひん荘 鎌倉(由比ガ浜) |
鎌倉文学館のバラ園には「春の雪」が咲いています。 三島由紀夫の小説『春の雪』にちなんで名づけられました。 |
鎌倉文学館 |
春の雪 |
(61) | 鎌倉市の景観重要建築物等の一つである檑亭の玄関はどこから移築されたものか。 |
1 永福寺 3 青蓮寺 |
2 高松寺 4 極楽寺 |
檑亭本館は横浜の養蚕農家、玄関は青蓮寺、山門は高松寺から移築したもの。 |
(62) | 青砥藤綱の銭拾い伝説の舞台で,滑川に銭十文を落としたといわれているのはどの橋の上からか。 |
1 針磨橋 3 東勝寺橋 |
2 夷堂橋 4 十王堂橋 |
五代執権北条時頼に仕えていた青砥藤綱は、東勝寺橋で滑川に10文銭を落してしまったことから、家来に命じて50文の松明を買ってこさせて探させたのだとか。 |
(63) | 鎌倉の伝統芸能について,次の説明文で内容に誤りを含むものはどれか。 |
1 | 鎌倉神楽は湯立神楽,湯花神楽ともいわれ,御霊神社(坂ノ下)例祭で奉納される。 |
2 | 鎌倉木遣唄は本格的な江戸系鳶職木遣唄で県指定無形文化財であり,鎌倉鳶職組合木遣唄保存会によって伝承されている。 |
3 | 鎌倉天王唄は,源頼朝が鶴岡八幡宮を造営・再建するとき,海上輸送された多くの材木を材木座海岸から境内まで運ぶ際に歌われていたと伝えられている。 |
4 | 飴屋踊りは,行商などの人たちが鎌倉と三浦を行き来するうちに自然に伝えられたようで,その名は,飴を売りながらその踊りを踊ったことに由来するとされる。 |
県指定の無形民俗文化財は、御霊神社の面掛行列。 |
鎌倉神楽 (御霊神社) |
鎌倉木遣唄 (手斧始式) |
鎌倉天王唄 (潮神楽) |
芸術・文化について関連あることがらの組み合わせとして誤っているものを 1 ~ 4 から選びなさい。 |
(64) | 寺と関連する美術品 |
1 | 光明寺-「浄土五祖絵伝」 |
2 | 常楽寺-「白龍図」 |
3 | 光触寺-「頰焼阿弥陀縁起」 |
4 | 圓應寺-「初江王坐像」 |
白龍の図は円覚寺仏殿の天井画。 |
浄土五祖絵伝 |
白龍の図 |
頬焼阿弥陀縁起 |
木造初江王坐像 |
芸術・文化について,次の文の〔 ① 〕,〔 ② 〕にあてはまるものの組み合わせとして最も適当なものを 1 ~ 4 から選びなさい。 |
(65) | 晩年,〔 ① 〕にアトリエを構えた彫刻家〔 ② 〕は,若い頃,フランスに留学中,文豪ロマン・ロランの知遇を得て,その肖像製作を依頼されたことで,世界にその名を知られるようになった。没後,作品の一部が鎌倉市に寄贈された。 |
1 | ① 稲村ガ崎 ② 高田博厚 |
2 | ① 稲村ガ崎 ② 高村光太郎 |
3 | ① 七里ガ浜 ② 高田博厚 |
4 | ① 七里ガ浜 ② 高村光太郎 |
(66) | 国宝に指定されている,鶴岡八幡宮が古神宝類として所蔵する武具や装束のうち, 〔 ① 〕と平胡籙は,『新編相模国風土記稿』によれば,〔 ② 〕が奉納したとされる。 |
1 | ① 朱漆弓 ② 源頼朝 |
2 | ① 黒漆矢 ② 源頼朝 |
3 | ① 朱漆弓 ② 源頼義 |
4 | ① 黒漆矢 ② 源頼義 |
芸術・文化について、次の説明文の[ ]に最も適当なものを1~4から選びなさい。 |
〔 (67) 〕は,僧侶の姿での旅の途中,大雪の降る夜に宿を借りると,宿の主(佐野常世) は大切にしていた〔 (68) 〕の鉢の木を燃やして暖めてくれた。 その夜,宿の主は,今でこ そ貧しい境遇であるが,自分は誇り高い〔 (69) 〕であり,「いざ,鎌倉」という時は真っ先に馳せ参じ鎌倉のために働くつもりだという。 常世のことばに感銘を受けた〔 (67)' 〕が, 後に〔 (69) 〕を召集したとき,先頭に常世がいたのをいち早く見つけ出し,〔 (68) 〕の名にちなむ所領を与えてかつての一宿の恩に報いたという。 後に,この伝説は,〔 (70) 〕 『鉢木』の題材となり,さらに他の芸能でも演目にとり入れられるようになって広く後世に知られることとなった。 |
(67) | |
1 北条義時 3 北条泰宗 |
2 北条時頼 4 北条時宗 |
(68) | |
1 梅・柿・桜 3 梅・松・柏槇 |
2 杉・松・桜 4 梅・松・桜 |
(69) | |
1 御家人 3 守護 |
2 地頭 4 国司 |
(70) | |
1 歌舞伎 3 能・謡曲 |
2 文楽 4 狂言 |
(67) 2 (68) 4 (69) 1 (70) 3 |
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