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初夏の大銀杏 |
黄葉の大銀杏 |
上るや石のきざはしの 左に高き大銀杏 問わばや遠き世々の跡 |
徳川光圀が編纂させた『新編鎌倉志』には、3代将軍源実朝を暗殺した公暁が隠れていたという話が載せられ、「隠れ銀杏」とも呼ばれていた鶴岡八幡宮の大銀杏。 長い間、鎌倉の歴史を見守ってきた古木は、2010年(平成22年)3月10日未明、倒れてしまいました。 樹齢は1千年ともいわれ、神奈川県の天然記念物に指定されていました。 |
源頼朝が鎌倉に入り、武家の都の中心に遷座された鶴岡八幡宮では、静御前が舞い、流鏑馬が行われ、3代将軍源実朝が暗殺されるなどの多くの出来事がありました。 大銀杏は、これらの出来事や鎌倉幕府の滅亡などの歴史を静かに見つめてきたことでしょう。 |
倒れた大銀杏の幹は切断され、移植されました。 |
幹の移植とは別に、元の場所の穴が埋められ、根から新しい芽が出るように整備されました。 |
2010年(平成22年)4月1日、「残った根の部分から新芽が出ていることが確認された」と発表されました。 |
2012年(平成24年)には、根の部分から新たな「ひこばえ」(若芽)が確認され、現在も成長を続けています。 |
鎌倉で唯一の県指定天然記念物だった大銀杏は、平成22年6月、その指定が解除されています。 |
鎌倉文華館 鶴岡ミュージアムの付属棟(カフェ&ショップ)には、大銀杏の樹幹が置かれています。 |
鎌倉市雪ノ下2−1−31 鎌倉駅東口より徒歩10分 |
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