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恵林寺の明王殿に安置されている「武田不動尊」は、武田信玄が対面で自らの姿を模刻させたとされる等身大の不動明王像。 信玄の頭髪を焼いて彩色されたといわれ「信玄生不動」とも呼ばれてきた尊像。 1551年(天文20年)、信玄が大僧正位を受けた記念に京の仏師・康清(こうせい)を招いて造立させたものと伝えられてきたが・・・ 2021年(令和3年)の調査で、像内に銘文が発見され、京の仏師・康住(こうじゅう)が1572年(元亀3年)4月に造立したことが判明している。 参考までに・・・ 信玄の継室・三条夫人の菩提寺・円光院の木造刀八毘沙門天と勝軍地蔵坐像は康清の作と伝わる。 |
明王殿の背後には、1573年(元亀4年)4月12日に亡くなった武田信玄の墓が建てられている。 |
恵林寺は七朝帝師と呼ばれた夢窓疎石が開いた臨済宗の古刹。 戦国期には武田信玄が信仰し、明王殿裏には信玄の墓がある。 |
山梨県甲州市塩山小屋敷2280 JR中央本線塩山駅から甲州市市民バス西沢渓谷線・窪平線「恵林寺」下車。 JR中央本線山梨市駅から山梨市営バス西沢渓谷線し「隼上」下車。 |
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