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鶴岡八幡宮の境内にある丸山稲荷社では、2月初午の日に「初午祭」が執り行われます。 丸山稲荷社は、鶴岡八幡宮が創建される以前よりあった古い神社で、「地主神」とも呼ばれています。 祭神は、「倉稲魂神」(うかのみたまのかみ)で、穀物の神、農耕の神、商工業の神として信仰されています。 春の農作業開始の前に、豊作が祈願され、巫女の舞が奉納されます。 のぼり旗やきつねの赤い胸あても新しいものに替えられます。 |
2月初午の日 14:00頃からの予定 |
2025年の初午祭は・・・ 2月6日(木) |
11月8日には、五穀豊穣を感謝する火焚祭が行われます。 鶴岡八幡宮では、2月17日に五穀豊穣を祈願する「祈年祭」が、11月23日に五穀豊穣を感謝する「新嘗祭」が行われています。 |
稲荷は、その字で明らかのように「稲の神、食物の神」として、広く農民に信仰されてきましたが、今日では、商運祈願の参詣者も多くみられます。 |
何故、「初午祭」が2月の「初午の日」かというと、全国総本社の京都伏見稲荷大社が鎮座した日が2月の初午の日であったことから、この日が例祭日となりました。 もともとの「初午祭」は、旧暦の2月の「初午の日」でした。したがって、春の農耕前の暖かい時期に行われていました。 しかし、この頃は、新暦の2月の「初午の日」になっていますので、季節感は少々違うかもしれません。 |
初午の日に伏見稲荷を参拝した清少納言は、稲荷山に登る途中で疲れて休憩していると、一日に七度も登るという女性に会って「うらやましい」と思ったらしい。 |
初午に伏見稲荷を参拝した清少納言〜枕草子:うらやましげなるもの〜 |
初午の日には、「いなり寿司」を食べる風習があります。 稲荷神のお使いである狐が、油揚げが好物であるという言い伝えから「いなり寿司」を食べるのだとか・・・。 |
丸山稲荷社本殿〜鶴岡八幡宮最古の建物〜 源頼朝も信奉した稲荷神 |
初午祭 佐助稲荷神社の初午祭 |
丸山稲荷社は鶴岡八幡宮の境内社。 社殿は鶴岡八幡宮の境内で一番古い建物で国の重要文化財。 |
鎌倉市雪ノ下2−1−31 0467(22)0315 鎌倉駅東口より徒歩10分 |
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