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11月8日は、丸山稲荷社の「火焚祭」(鶴岡八幡宮の境内社)。 五穀豊穣に感謝し、氏子の無病息災を祈る神事が執り行われ、「鎌倉神楽」が奉納されます。 鎌倉神楽は、「湯立神楽」又は「湯花神楽」とも呼ばれ、そのゆったりとした流れは、各地で行われる「神楽」の基となったといわれています。 「湯立神楽」又は「湯花神楽」といわれる由縁は、釜で湯を煮えたぎらせ、その湯を使って神事を執り行うところから来ています。 |
色とりどりの飾りが施された場所は「山」と呼ばれ、四方に竹を立てて囲んであります。 ここで「鎌倉神楽」が奉納されます。 |
煮えたぎった釜の湯。 火の神様と水の神様を意味しています。 |
この湯に枝葉をくぐらせ、この時の湯花の加減で吉凶が占われます。 撒かれた湯がかかると健康で過ごせるといわれています。 |
5本の矢をもった神職が、山の四方に矢を放ちます。 残り1本は、神殿に向けますが、矢は放ちません。 神殿には「厄はない」ということのようです。 |
最後は「天狗」と「もどき」の登場です。 天狗の舞を山の神「もどき」が邪魔をしながら参拝者を楽しませます。 最後に「ミカン」を投げますが、もどきの”鼻くそ”をつけた「ミカン」にご利益があるということです。 |
鎌倉神楽 |
京都の伏見稲荷大社は全国の稲荷神社の総本社。 伏見稲荷大社の「火焚祭」(11月8日)では、崇敬者から奉納された数十万本の火焚串が焚き上げられます。 2月に行われる「初午祭」は、伏見稲荷大社が鎮座した日が2月の初午の日であったことから例祭日となりました。 丸山稲荷社でも2月の「初午の日」には、豊作を願う「初午祭」が行われます。 |
丸山稲荷社は鶴岡八幡宮の境内社。 源頼朝が鶴岡八幡宮を創建する以前よりあった社で「地主稲荷」とも呼ばれています。 社殿は鶴岡八幡宮の境内で一番古い建物で国の重要文化財。 |
鎌倉市雪ノ下2−1−31 0467(22)0315 鎌倉駅東口より徒歩10分 |
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