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鎌倉木遣唄 |
鎌倉木遣唄は、鎌倉鳶職組合木遣唄保存会によって伝承され、毎年1月4日、鶴岡八幡宮で行われる手斧始式で御神木が二の鳥居舞殿まで運ばれる時に歌われています。 1月22日、建築関係者が集まって行われる宝戒寺の太子講でも木遣唄などが奉納されています。 |
手斧始式は、源頼朝が1191年(建久2年)の大火で焼けた鶴岡八幡宮を再建する際に、材木座海岸に着いた材木を「木遣唄」を唄いながら鶴岡八幡宮まで運び、棟梁が手斧をかけたり、墨打ちをしたことが始まりだと伝えられています。 |
宝戒寺の太子堂には、建築関係者の神として崇められている聖徳太子が祀られています。 |
鎌倉神楽 |
鎌倉神楽は湯立神楽、湯花神楽ともいわれ、除災・招福を祈るために、山飾りを立て、その「山」の内で神楽が舞われます。 |
「湯立神楽」又は「湯花神楽」といわれる由縁は、釜で湯を煮えたぎらせ、その湯を使って神事を執り行うところにあります。 |
鎌倉最古の厄除け神社といわれる大町の八雲神社では、1月6日に初神楽が行われます。 |
1月11日に行われる材木座海岸の潮神楽は、浜神楽とも呼ばれる鏡開きの行事。 |
坂ノ下の御霊神社では、9月18日の例大祭で鎌倉神楽が奉納されています。 |
鶴岡八幡宮の丸山稲荷社では、11月8日の火焚祭で鎌倉神楽が奉納されます。 |
鎌倉天王唄 |
鎌倉天王唄は、源頼朝が鶴岡八幡宮を造営・再建する時、海上輸送された多くの材木を材木座海岸から境内まで運ぶ際に歌われていたと伝えられています。 |
材木座海岸では、潮神楽の前に天王唄が奉納されます。 |
7月の大町の八雲神社の例大祭(大町まつり)では、神輿担ぎで天王唄が唄われます。 |
毎年9月18日に行われる御霊神社例大祭での神幸祭(おわたり)は、白丁姿の氏子に担がれた神輿が、天王唄に合わせて坂ノ下の街中をゆったりと練り歩く古式ゆかしい宮神輿渡御で知られています。 |
6月の五所神社例大祭の本社神輿は、白丁姿の担ぎ手が天王唄に合わせながら緩やかに蛇行しながら進む古来の担ぎ方。 |
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