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佐助稲荷神社では、2月初午の日に「初午祭」が執り行われます。 佐助稲荷神社は、源頼朝が「隠れ里の稲荷」より受けた夢のお告げによって創建されたと伝えられる神社です。 |
2月初午の日 正午頃からの予定 |
2025年の初午祭は・・・ 2月6日(木) |
その昔、魚を売ることを業としていた源十朗の背負子(しょいこ)に中に、犬に追いかけられた狐が飛び込んできた。 源十朗は、中の魚が気にはなったが、犬を追い払って狐を助けてあげた。 その晩、源十朗の夢の中にその狐が現れ、「魚売りをやめて佐助ヶ谷でダイコンを作れば大きな富が得られる」 というお告げを受けた。 俄かに信じ難いものであったが、源十朗は言われるがままにダイコンを作りはじめた。 その冬に疫病が流行り、鎌倉中にひろまった。 そんな時にある者の夢の中に神が現れ、 「源十朗の作ったダイコンを食べれば病が治る」とお告げをしたことから、源十朗の作ったダイコンが飛ぶように売れ、大金持ちになったという。 源十朗は狐に感謝し稲荷明神の社を建てた。 それが現在の佐助稲荷ということです。 |
拝殿では、神事の後、神職によって「神楽」が奉納されます。 境内では甘酒の振る舞いもあります。 |
稲荷は、その字で明らかのように「稲の神、食物の神」として、広く農民に信仰されてきましたが、今日では、商運祈願の参詣者も多くみられます。 |
何故、「初午祭」が2月の「初午の日」かというと、全国総本社の京都伏見稲荷大社が鎮座した日が2月の初午の日であったことから、この日が例祭日となりました。 もともとの「初午祭」は、旧暦の2月の「初午の日」でした。したがって、春の農耕前の暖かい時期に行われていました。 しかし、この頃は、新暦の2月の「初午の日」になっていますので、季節感は少々違うかもしれません。 |
初午の日に伏見稲荷を参拝した清少納言は、稲荷山に登る途中で疲れて休憩していると、一日に七度も登るという女性に会って「うらやましい」と思ったらしい。 |
初午に伏見稲荷を参拝した清少納言〜枕草子:うらやましげなるもの〜 |
初午の日には、「いなり寿司」を食べる風習があります。 稲荷神のお使いである狐が、油揚げが好物であるという言い伝えから「いなり寿司」を食べるのだとか・・・。 |
佐助稲荷神社の霊験〜源十朗の大根物語〜 初午祭・・・佐助稲荷神社 源頼朝も信奉した稲荷神 |
初午祭 丸山稲荷社の初午祭 |
鎌倉市佐助2−22−12 鎌倉駅西口より徒歩15分 |
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