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禅居院(ぜんきょいん)は、第二十二世清拙正澄(せいせつしょうちょう・大鑑禅師)の塔所。 本尊は聖観音菩薩。 正澄は、中国臨済宗の僧で、十四代執権北条高時の招きで来日した。 浄智寺、円覚寺、建仁寺、南禅寺にも住持している。 亡くなる前に筆をとった遺偈は国宝。 本尊聖観音半跏像は鎌倉時代の作。 秘仏に摩利支天坐像が安置され、正澄が日本に来る際に、中国皇帝より託されたものと伝えられている。 |
鎌倉十三仏第8番札所 (観世音菩薩) |
禅居庵は建仁寺の塔頭。 摩利支天堂に安置されている秘仏の「摩利支天像」は、正澄が来日する際に自ら彫った像を袈裟に包んで請来したものと伝えられている。 |
禅宗では、高僧の塔があるところを塔頭という。 建長寺の塔頭は、その繁栄時には49院を数えたが、現在は12の塔頭が残っている。 |
建長寺は、五代執権北条時頼が宋の蘭渓道隆を招いて開いた日本で初めての「禅専門道場」。 臨済宗建長寺派大本山。 鎌倉五山の第一位。 |
鎌倉市山ノ内8 0467(22)0981 JR北鎌倉駅から徒歩15分 |
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