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南禅寺 (なんぜんじ)は、臨済宗南禅寺派大本山。 1264年(文永元年)、亀山天皇の離宮(禅林寺殿)として創建され、1291年(正応4年)に寺とされた。 当初は竜安山禅林禅寺と称していたが、東福寺開山円爾弁円(えんにべんえん)の法を継いだ無関普門(むかんふもん・大明国師)を招いて開山とし、南禅寺となった(正式名称は「瑞龍山太平興国南禅禅寺」)。 二世規庵祖円(きあんそえん)のときに寺の基礎が築かれた。 本尊は釈迦如来。 開基は亀山法皇。 1335年(建武2年)に京都五山の第一とされ、1383年(弘和3・永徳3年)、足利義満によって京都と鎌倉の五山十刹が定められたときには、五山の上に置かれ、全ての禅寺の中で最も格式の高い寺とされた。 |
※ | 第三世一山一寧(いっさんいちねい)、第五世約翁徳倹(やくおうとくけん)、第九世夢窓疎石(むそうそせき)、第十五世虎関師錬(こかんしれん)、第三十九世春屋妙葩(しゅんおくみょうは)、第四十四世義堂周信(ぎどうしゅうしん)などの名僧が入山している。 |
勅使門 (日の丸御門) |
三門 (石川五右衛門伝説) |
法堂 |
方丈 (国宝と名勝) |
疏水 (水路閣) |
鐘楼 |
本坊 |
本坊大玄関 |
◎南禅院(塔頭) 亀山天皇の離宮「禅林寺殿」があった所で、南禅寺発祥の地。 1289年(正応2年)、亀山天皇は離宮で出家して法皇となり、離宮を寄進して寺とし、開山には大明国師が迎えられた(参考:東福寺塔頭龍吟庵)。 亀山天皇の作庭といわれる庭園は京都の三名勝史跡庭園の一つ。 南禅院の方丈は、1703年(元禄16年)、徳川四代将軍綱吉の母桂昌院の寄進によって再建されたもので、亀山法皇御木造(重文)が安置されている。 |
金地院は、徳川幕府の信任を受けた第二百七十世以心崇伝(いしんすうでん)が再興した寺院。 崇伝は僧侶の登録や住職の任命などの人事を統括するを僧録(そうろく)となり、五山十刹以下の禅宗寺院を統轄した。 |
京都市左京区南禅寺福地町 地下鉄東西線「蹴上駅」下車 徒歩10分 市バス「東天王町」下車 または 「南禅寺・永観堂道」下車 徒歩10分 |
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