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金地院(こんちいん)は、応永年間(1394年 - 1428年)に室町幕府四代将軍足利義持が大業徳基を開山として北山に創建したというが詳細は不明。 1605年(慶長10年)、荒廃していた寺を以心崇伝が現在地に移し、南禅寺の塔頭として再興したのだという。 1619年(元和5年)、崇伝は僧侶の登録や住職の任命などの人事を統括するを僧録(そうろく)となり、五山十刹以下の禅宗寺院を統轄。 以後、僧録は金地院住持が兼務することが慣例となり、江戸時代を通じて禅宗寺院の最高機関として機能した。 本尊は地蔵菩薩。 方丈(重要文化財)は、崇伝が伏見桃山城の建物を移したもので、襖絵は狩野探幽と尚信によるもの。 |
「布金道場」の額は山岡鉄太郎(鉄舟)の筆。 |
金地院東照宮は、久能山東照宮・日光東照宮とともに徳川家康の遺言によって建てられた。 |
開山堂は、金地院を再興した以心崇伝の塔所。 |
方丈前の庭園は、小堀遠州作の特別名勝庭園。 |
明智門は、明智光秀の母の菩提のため大徳寺に建立された門。 |
豊国神社の唐門は、伏見城・二条城・金地院を経て豊国神社に移築されたもので国宝。 |
南禅寺は、京都五山・鎌倉五山の上に置かれ、禅寺最高の格式を誇った。 |
京都市左京区南禅寺福地町 地下鉄東西線「蹴上駅」下車 徒歩10分 市バス「東天王町」下車 または 「南禅寺・永観堂道」下車 徒歩10分 |
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