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金地院の東照宮は、徳川家康の遺言により1628年(寛永5年)に造営された。 家康の遺髪と念持仏が祀られている。 拝殿の天井の鳴龍は狩野探幽の筆。 土佐光起の筆による三十六歌仙の額が飾られ、歌は青蓮院宮尊純法親王の書。 |
『徳川実紀』によると・・・ 1616年(元和2年)4月2日、家康は側近の以心崇伝・南光坊天海・本多正純を呼んで、次のように遺言したのだという。 |
〇 | 遺体は久能山に埋葬すること。 |
〇 | 葬儀は江戸の増上寺で行なうこと。 |
〇 | 位牌は三河国の大樹寺に納めること。 |
〇 | 下野国の日光山に小堂を造営すること。 |
〇 | 京都の南禅寺金地院に小堂を造営すること。 |
久能山東照宮は、徳川家康が埋葬された場所で、家康を祀る東照宮の創祀とされる。 |
増上寺は、徳川将軍家の菩提寺。 |
大樹寺は、家康の先祖で松平宗家四代当主の松平親忠が松平氏の菩提寺として創建。 |
日光東照宮の奥院には、改葬された家康の廟塔がある。 |
金地院は、京都五山・鎌倉五山の上に置かれる南禅寺の塔頭。 |
京都市左京区南禅寺福地町86−12 地下鉄東西線「蹴上駅」下車 徒歩10分 市バス「東天王町」下車 または 「南禅寺・永観堂道」下車 徒歩10分 |
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