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南禅寺の三門は、1295年(永仁3年)、西園寺実兼の寄進によって創建。 その後、応安年間(1368〜1374年)に新たな三門が建築されるが、1447年(文安4年)、応仁の乱の兵火で焼失した。 現在の三門は1628年(寛永5年)、藤堂高虎が大坂夏の陣で戦死した兵たちの菩提を弔うために寄進したもの(重要文化財)。 楼上には本尊の宝冠釈迦座像、脇侍に月蓋長者、善財童士が安置され、左右に十六羅像が配置されている。 また、藤堂家歴代の位牌、大坂夏の陣での戦死者の位牌が納められている。 天井の鳳凰、天人の極彩色の図は狩野探幽、土佐徳悦の筆。 知恩院の三門、東本願寺の御影堂門(又は仁和寺の二王門)とともに、京都三大門の一つに数えられている。 |
南禅寺の三門といえば・・・ 石川五右衛門が楼上から京の都をながめて吐いた名台詞「絶景かな絶景かな」。 ただし・・・ 三門は五右衛門が死んでから30年以上経ってから建てられた・・・。 ※五右衛門の墓は大雲院にある。 |
巨大な石灯籠は、1628年(寛永5年)の三門落慶の際に佐久間勝之が供養の為に奉献したもの。 銘文は崇伝による。 高さ6メートル余りあり、大ささでは車洋一といわれ、俗に佐久間玄藩の片灯寵と呼ばれている。 |
南禅寺は、京都五山・鎌倉五山の上に置かれ、禅寺最高の格式を誇った。 |
京都市左京区南禅寺福地町 地下鉄東西線「蹴上駅」下車 徒歩10分 市バス「東天王町」下車 または 「南禅寺・永観堂道」下車 徒歩10分 |
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