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瀧門寺は、弘法大師の草創と伝えられる寺。 1374(応安7年)、熱海に湯治に行く途中に立ち寄った義堂周信は、詩集『空華集』の中に「遊瀧門寺観瀑布題観音堂壁」という文字を残している。 (瀧門寺に遊び瀑布を観、観音堂壁に題す) 伝説によると、開山の道禅は、かつて寺の背後にあった瀧に鬼神を感じて一夜にして堂宇を建てたのだという。 |
本堂、庫裏、鐘楼は茅葺屋根で1730年代の建物と考えられている。 |
宝篋印塔は小松石による関東随一の石造物といわれている(1767年(明和4年)の造立)。 小松石は箱根の火山活動によってできた安山岩。 真鶴しか採れない石で、鎌倉に幕府を開いた源頼朝も小松石の巨石を運ばせたのだという。 |
源頼朝も使用した本小松石〜頼朝船出の地:真鶴〜 |
門前の五層塔は、万寿冠者を葬った塔で、もとは光西寺(廃寺)にあったものだという。 万寿は、土肥遠平の子で、母は伊東祐親の娘・万劫。 父は源氏に、母は平氏に別れてしまったことを嘆き、海に身を投げたのだという。 近くの児子神社には、村人によって万寿が祀られたと伝えられている。 |
源頼朝船出の浜 (岩海岸) |
児子神社 (真鶴町) |
城願寺七騎堂 (湯河原町) |
源頼朝上陸地 (鋸南町) |
土肥実平の菩提寺城願寺の七騎堂には、頼朝主従七騎の像が祀られている。 岩海岸から船出した頼朝が上陸したのは、安房国の平北群猟島なのだという。 |
貴船神社は、源頼朝が必勝祈願の護摩を焚いたと伝えられる社。 |
神奈川県足柄下郡真鶴町岩697 JR真鶴駅から徒歩15分 |
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