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本小松石は箱根の火山活動によってつくられた安山岩で、真鶴でしか採れないのだとか。 真鶴の石材業は、平安時代末、京より下ってきた土屋格衛という人物によって始められたのだといいます。 源頼朝が鎌倉に幕府を開くと、多くの巨石が鎌倉へ運ばれ、寺社などの建設に使用されたそうです。 源頼朝墓・鎌倉大仏の台座・鶴岡八幡宮の大石段などにも小松石が使用されているそうです 江戸城築城の際にも大量の石が積み出されました。 |
源頼朝墓は、小松石が使用されているのだそうです。 |
鎌倉大仏の台座にも小松石。 |
鶴岡八幡宮の大石段の修復にも小松石が使われました。 |
「石工先祖の碑」は、真鶴石材業の生みの親・土屋格衛と、江戸城を築くための採石にあたった黒田長政支配下の7人の石工たちの業績をたたえた碑。 |
真鶴の貴船神社では、石碑や手水鉢などに多くの小松石が使用されています。 |
瀧門寺の宝篋印塔は、小松石による関東随一の石造物といわれている(1767年(明和4年)の造立)。 |
日本三船祭といわれる貴船まつりは、漁師と石材関係者たちがそれぞれ決められた役目を担うのだといいます。 |
源頼朝船出の浜 (真鶴町) |
源頼朝上陸地 (鋸南町) |
真鶴といえば・・・ 1180年(治承4年)、石橋山の戦いで大敗した源頼朝が、安房国へと船出した地。 |
1606年(慶長11年)、徳川家康は江戸城の大拡張工事にとりかかるが、使用された主な石材は伊豆石。 伊豆石は伊豆半島の東海岸で産する安山岩といわれるが、小松石の別称ともいわれる。 |
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