鎌倉手帳(寺社散策)



源頼朝も使用した本小松石
~頼朝船出の地:真鶴~


編集:yoritomo-japan.com








 本小松石は箱根の火山活動によってつくられた安山岩で、真鶴でしか採れないのだとか。

 真鶴の石材業は、平安時代末、京より下ってきた土屋格衛という人物によって始められたのだといいます。

 源頼朝が鎌倉に幕府を開くと、多くの巨石が鎌倉へ運ばれ、寺社などの建設に使用されたそうです。

 源頼朝墓鎌倉大仏の台座・鶴岡八幡宮の大石段などにも小松石が使用されているそうです

 江戸城築城の際にも大量の石が積み出されました。



源頼朝墓
リンクボタン源頼朝墓

 源頼朝墓は、小松石が使用されているのだそうです。



鎌倉大仏
リンクボタン鎌倉大仏

 鎌倉大仏の台座にも小松石。



鶴岡八幡宮
リンクボタン鶴岡八幡宮

 鶴岡八幡宮の大石段の修復にも小松石が使われました。









石工先祖の碑
石工先祖の碑

 「石工先祖の碑」は、真鶴石材業の生みの親・土屋格衛と、江戸城を築くための採石にあたった黒田長政支配下の7人の石工たちの業績をたたえた碑。





真鶴・貴船神社
リンクボタン貴船神社

 真鶴の貴船神社では、石碑や手水鉢などに多くの小松石が使用されています。





真鶴・瀧門寺宝篋印塔
リンクボタン宝篋印塔
(瀧門寺)

 瀧門寺の宝篋印塔は、小松石による関東随一の石造物といわれている(1767年(明和4年)の造立)。





貴船まつり
リンクボタン貴船まつり

 日本三船祭といわれる貴船まつりは、漁師と石材関係者たちがそれぞれ決められた役目を担うのだといいます。





~真鶴は頼朝が船出した地~

真鶴・岩海岸
リンクボタン源頼朝船出の浜
(真鶴町)
源頼朝上陸地の碑
リンクボタン源頼朝上陸地
(鋸南町)

 真鶴といえば・・・

 1180年(治承4年)、石橋山の戦いで大敗した源頼朝が、安房国へと船出した地。 





(参考)
~江戸城に使われた伊豆石~

築城石
リンクボタン伊豆石
(伊豆高原駅前)

 1606年(慶長11年)、徳川家康江戸城の大拡張工事にとりかかるが、使用された主な石材は伊豆石

 伊豆石は伊豆半島の東海岸で産する安山岩といわれるが、小松石の別称ともいわれる。





歴史めぐり源頼朝


2022年のNHK大河ドラマ
鎌倉殿の13人










真鶴で源頼朝
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貴船祭


源頼朝配流の地・北条氏発祥の地
(伊豆の国市)

北条の里~頼朝・時政・政子をめぐる~
(伊豆の国市)

 伊豆・箱根

熱海の源頼朝伝説

伊東で源頼朝伝説



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