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建長寺の方丈の正門は、「唐門」(からもん)と呼ばれている。 屋根が唐破風になっている門という意味。 禅宗寺院の方丈に唐門を配置するようになったのは後世のことで、創建当時から唐門だったかどうかは不明。 |
唐門は、徳川家の菩提寺増上寺の崇源院御霊屋(おたまや)の中門だったもので、1647年(正保4年)に仏殿や西来庵中門とともに建長寺へ移築された。 2011年(平成23年)に保存修理が完了し、全面に飾金具が付けられていた華美な姿が復元されている。 |
崇源院は、織田信長の妹お市の方と浅井長政との間に生まれ、姉は豊臣秀吉の側室となった淀の方。 娘には豊臣秀頼に嫁いだ千姫がいる。 千姫の養女は東慶寺二十世の天秀尼。 |
建長寺は、五代執権北条時頼が宋の蘭渓道隆を招いて開いた日本で初めての「禅専門道場」。 臨済宗建長寺派大本山。 鎌倉五山の第一位。 |
鎌倉市山ノ内8 0467(22)0981 JR北鎌倉駅から徒歩15分 |
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