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西郷隆盛は、薩摩藩下級士族の出身。 1868年(慶応4年)から始まった戊辰戦争では、征東軍の大総督参謀として勝海舟と池上本門寺で会談。 その結果「江戸城の無血開城」が実現し、当時の江戸の街は戦火から救われた。 江戸城が無血開城された後の上野戦争では、彰義隊が籠る寛永寺正面の黒門口攻撃を指揮した。 明治新政府では、参議・陸軍大将となったが、1873年(明治6年)、征韓論に関する政変で官職を辞して帰郷。 1877年(明治10年)、西南戦争に敗れて自殺した。 死後、賊軍の将として遇されたが、1889年(明治22年)、大日本帝国憲法発布に伴う大赦によって赦された。 この大赦には、明治天皇の意向があったのだといわれる。 賊徒としての汚名が解かれたことにより、持ち上がったのが銅像の建設計画。 宮内省からは江戸城無血開城で江戸の街を救ったという功績から500円が下賜され、全国からは寄付金が集まり、1898年(明治31年)に除幕式が行われた。 以後、「上野の西郷さん」と呼ばれて国民に親しまれている。 西郷隆盛の銅像は、高村光雲の作。 連れている愛犬の「ツン」は後藤貞行の作。 |
西郷隆盛の留魂祠 (大田区洗足池) |
勝海舟夫妻の墓 (大田区洗足池) |
渋沢栄一は、徳川家ゆかりの寛永寺・浅草寺でそれぞれ檀家総代・信徒総代を務めた。 |
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