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走湯温泉(はしりゆおんせん)は、奈良時代の養老年間(717年〜724年)に発見された全国で唯一の横穴式の源泉。 日本三大古泉の一つ。 往時は、1分間に約900リットルもの温泉が海岸に流れていたという。 霊湯として伊豆山神社とも深い関わり合いをもち、かつての伊豆山神社は「走湯権現」と呼ばれていた。 源頼朝・北条政子・源実朝や戦国大名の北条早雲も入浴したといわれ、二所詣で伊豆山神社を参拝した実朝は、 「伊豆の国や山の南に出づる湯の速きは神の験なりけり」 と詠んでいる。 徳川家康が江戸城の土木・建築工事を行った際には、伊豆から伊豆石が運ばれるが、怪我人も多く、走り湯で治療させたのだという。 明治初年には皇室の御料温泉となった。 |
熱海の温泉街に鎮座する湯前神社は、平安時代からの古社。 鎌倉時代に入って、源頼朝が伊豆山権現・箱根権現の二所詣を始めたことで「湯治の神」として信仰されるようになった。 湯前神社前の「大湯」は、徳川家康が湯治に訪れたという源泉。 |
熱海七湯は、大正年代まで残っていた自噴の温泉を再現したもの。 |
伊豆山神社は、古くは走湯大権現とも呼ばれ源頼朝と北条政子が崇敬した神社。 境内には、二人の腰掛け石が残されている。 |
静岡県熱海市伊豆山上野地708番地1 JR熱海駅からバスで7分 |
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