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実朝桜は、1219年(建保7年)、甥の公暁に暗殺された源実朝の首が葬られたという秦野市から、2011年(平成23年)に移植された八重桜。 ソメイヨシノが終わる頃に開花し、見ごろは4月上旬から中旬。 当初は、流鏑馬馬場の東の鳥居付近に植えられていましたが、現在は実朝を祀る白旗神社前に移されました。 実朝桜の横に植えられていた静御前の伝説がのこされた静桜も大石段横に移されています。 |
「風さわぐをちの外山に雲晴れて桜にくもる春の夜の月」 (山に風が吹き、雲を晴らし、桜に曇って、月が浮かぶ) 源実朝が詠んだ歌。 実朝は、政治の実権は母北条政子や叔父北条義時に握られていたとも伝わりますが・・・ 歌人としての才能を発揮し、後鳥羽上皇との関係を良好なものとした将軍です。 実朝が編纂した家集に『金槐和歌集』があります。 |
実朝は正室の坊門姫と仲が良く、永福寺の花見にも一緒に出かけていたようです。 |
1219年(建保7年)1月27日、鶴岡八幡宮で行われた右大臣の拝賀式の直後、甥の公暁に暗殺された源実朝。 実朝の首は、三浦義村の家臣武常晴が拾い上げ、波多野氏を頼って葬ったのだと伝えられています。 |
鎌倉市雪ノ下2−1−31 0467(22)0315 鎌倉駅東口より徒歩10分 |
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