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源義経の愛妾静御前の聖地の一つとされる福島県郡山市から移植された静桜。 吉野山で義経と別れた後、捕らえられて鎌倉へ送られてきた静は、鶴岡八幡宮で義経を慕う今様(歌謡)にあわせて舞ったと伝えられています。 例年、ソメイヨシノが見頃になる頃に開花します。 当初は流鏑馬馬場の東の鳥居付近に植えられていましたが、現在は大石段横に移されました。 流鏑馬馬場ですぐ横に植えられていた実朝桜も白旗神社前に移されています。 |
鎌倉に来た静は義経の子を身籠もっていました。 鎌倉で出産しますが、男子だったために殺され、由比ヶ浜に捨てられてしまいます。 その後、傷心のまま鎌倉を発ちますが、何処へ行ったのかは定かではありません。 一説には義経を追って奥州平泉へ向かいますが、その途中で義経の死を知り、自らも命を絶ったのだといいます。 福島県郡山市は終焉の地と伝えられています。 そして、「静桜」は、義経の菩提を弔うために植えられたものとも伝えられています。 |
北条政子を感動させた静の舞〜梁塵を動かす歌と舞〜 母と子との悲しい運命〜源義経の子を産んだ静御前〜 |
鎌倉市雪ノ下2−1−31 0467(22)0315 鎌倉駅東口より徒歩10分 |
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