|
平泉の中尊寺で800年の時を経て開花した古代ハス。 1950年(昭和25年)、中尊寺金色堂の開棺調査で、源頼朝に滅ぼされた藤原泰衡の首桶から100個あまりのハスの実が発見され、1993年(平成5年)、その実の発芽に成功。 1998年(平成10年)に開花して「中尊寺ハス」と名付けられました。 「泰衡蓮」とも呼ばれます。 その中尊寺ハスが、2019年(平成31年)4月、源頼朝が奥州藤原氏を滅ぼしたという過去を超え、友好の証として鎌倉市に5株が寄贈されました。 鎌倉歴史文化交流館で栽培されていましたが、2021年(令和3年)から永福寺跡に置かれています。 |
2020年の開花は一輪のみだったようですが、2021年は次々に開花しました。 |
永福寺跡の中尊寺ハス2024/06/30 |
中尊寺は、円仁 (慈覚大師) によって開かれたと伝えられる天台宗の寺院。 奥州藤原氏の祖・藤原清衡が、前九年・後三年の役の犠牲者を敵味方なく供養するため、境内に堂塔を造営しました。 |
金色堂の須弥壇内には、藤原清衡(中央壇)・基衡(右壇)・秀衡(左壇)のミイラ化した遺体が納められ、右壇には泰衡の首級が納められています。 |
永福寺は、源頼朝が中尊寺・毛越寺・無量光院を模して建立した壮大な寺院でした。 |
毛越寺 |
無量光院跡 |
鎌倉市二階堂 鎌倉駅徒歩25分 バス停「大塔宮」から徒歩5分 |
|