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中尊寺の大池跡は、藤原清衡の「中尊寺建立供養願文」に伝えられている寺院があった場所と考えられている。 池に面した本堂と、そこから延びる左右の廊下の先端には経蔵と鐘楼が設けられ、3基の三重塔が建てられていたという。 2001年(平成13年)の発掘調査では、奥州藤原氏三代秀衡の時代の堆積土中よりハスの実が出土し、2005年(平成17年)に開花に成功し「大池ハス」と名付けられた。 |
1950年(昭和25年)の金色堂の開棺調査で、泰衡の首桶から100個あまりのハスの実が発見され、1995年(平成7年)、発芽に成功し、2000年(平成12年)に開花に至り、「中尊寺ハス」と名付けられた。 1189年(文治5年)の泰衡の死から800年以上も眠り続けて目覚めたハスは、7月中旬から8月中旬に見頃となる。 2019年(平成31年)4月、源頼朝が奥州藤原氏を滅ぼしたという過去を超え、友好の証として鎌倉市に5株が寄贈され、2021年(令和3年)から頼朝が平泉の寺院を模して建立したという永福寺跡に置かれている。 |
『吾妻鏡』が伝える中尊寺 『吾妻鏡』が伝える毛越寺 |
中尊寺は奥州藤原氏の栄華を伝える寺院。 2011年(平成23年)、「平泉〜仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群〜」として世界文化遺産に登録されている。 |
岩手県西磐井郡平泉町平泉衣関202 JR平泉駅から徒歩25分程度 |
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