|
腰越の小動神社の天王祭は、江の島の八坂神社の天王祭と同時開催される行合祭。 小動神社の御神体だった須佐之男命の木像が津波で江の島に流され、八坂神社の祭神として祀られたという故事にもとづいて行われる祭礼です。 開催期間は、7月の第1日曜日〜第2日曜日。 クライマックスは、最終日の神幸祭。 小動神社と八坂神社の神輿が海上渡御を行い、その後、八坂神社の神輿が海を渡って、小動神社の神輿と行合います。 |
2024の神幸祭は… 7月14日(日) |
9:30 10:10 14:00 15:00 16:10 19:30 |
天王屋敷で神事 浜降り 八坂神社神輿との巡幸 御仮屋到着 八坂神社神輿見送り 還御 |
※ | 2024年の海上渡御は行われないそうです。 |
※ | 最終日は、江ノ電の運転が見合される時間帯があります(江ノ島から稲村ヶ崎間)。 |
天王祭の初日に出御した神輿は、町内を渡御した後、天王屋敷(御仮屋)に安置される。 |
天王屋敷(御仮屋)で式典が行われた後、町内を渡御。 |
「天王祭」とは、疫病神「牛頭天王」(ごずてんのう)を祀る天王社の祭。 牛頭天王は、祇園精舎の守護神。 小動神社の祭神「スサノオノミコト」は、仏教の「牛頭天王」と習合した神。 |
7月第2日曜日の11時頃、小動神社と八坂神社の神輿が海上渡御した後、龍口寺門前で行合い、連れだって小動神社まで渡御します。 |
※ | 2024年、小動神社の海上渡御は行われないようです。 |
伝承によると・・・ 昔、腰越の小動神社に祀られていた祭神二体のうち、男神が海に流されてしまいます。 男神の御神体は、江の島の漁師に拾い上げられて八坂神社に祀られました。 そのような所以から、八坂神社の御神体を女神に会せるため神輿が海を渡るのだそうです。 |
かつての腰越の天王祭は、「西の祇園の花車、東は腰越の人形山車」といわれたほど壮麗な山車で知られた祭だったそうです。 しかし、1962年(昭和37年)の火災で下町を除く4基の山車が焼失してしまいました。 ただ、人形だけは難を逃れたのだといいます。 |
神戸町:八幡太郎義家と鎌倉権五郎影政 濱上町:源義経と弁慶 土橋町:源頼朝と御所五郎丸 下町:神功皇后と武内宿禰、応神天皇 中原町:須佐之男命。 腰越の人形山車は、唐破風屋根に小型木製車輪、そして、廻り舞台を特徴としています。 |
今日の天王祭では、火災後、焼失を免れた部品を使用して再建された神戸町、土橋町、中原町の山車が人形を乗せて巡行します。 下町の山車は、長く人形が乗せられていませんでしたが、2016年の天王祭では半世紀ぶりに人形が乗せられました。 濱上町の山車の再建はまだ・・・。 |
小動神社の神輿 |
人形山車 |
山車人形 |
祇園祭 |
祇園八坂神社 |
祇園信仰の祭礼のもとは京都の祇園祭。 869年(貞観11年)、全国に流行した疫病を鎮めるために行われた「祇園御霊会」を始まりとしていると伝えられています。 祇園祭は八坂神社の祭礼。 |
江ノ電「腰越駅」から徒歩5分 |
|