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藤原原子(ふじわらのげんし・もとこ)は、摂政・藤原道隆の次女。 母は高階貴子(高階成忠の娘)。 980年(天元3年)頃の誕生。 伊周、隆家、一条天皇の皇后・定子、僧隆円は同母兄弟姉妹。 |
藤原道隆 |
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995年(正暦6年)、冷泉天皇の第二皇子で一条天皇の皇太子となっていた居貞親王(のちの三条天皇)に入内。 淑景舎を住まいとしたことから、淑景舎女御・内御匣殿などと呼ばれる。 清少納言の『枕草子』に登場する「淑景舎」・「中の姫君」は原子のこと。 しかし・・・ 入内して間もなく、父の道隆が薨去し、兄の伊周は、叔父の藤原道長との政争に敗れて失脚し、後ろ盾を失う。 1000年(長保2年)12月16日には、姉の定子が崩御。 1002年(長保4年)6月3日には、定子に仕えていた妹の御匣殿が亡くなっている。 同年8月3日、その二人のあとを追うように薨去(22歳前後)。 子には恵まれなかった。 |
酒好きだった藤原道隆~酒の飲みすぎで亡くなった関白~ |
原子が賜った淑景舎は、内裏の後宮七殿五舎の一つ。 紫式部の『源氏物語』では、光源氏の母・桐壺更衣の住居として登場。 |
原子は、東三条殿にあった自分の建物で吐血して亡くなったのだという。 同じく居貞親王に入内していた藤原娍子が死に関係しているという噂もあったのだとか。 |
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