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由比ガ浜大通り(長谷小路)の交差点に置かれている六体の地蔵。 ここは、昔の刑場の跡地。 問注所での裁判の結果、有罪となった者が裁許橋を渡り、ここに引き連れられて処刑されたのだという。 明治初めころまでは、「飢渇畠」(けかちばたけ)と呼ばれる荒地だったが、罪人供養のための六体の地蔵が建てられたのだという。 |
※ | 六地蔵は亡者を六道(地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天)から救うために祀られる。 |
問注所跡 |
裁許橋 |
六地蔵の背後には、松尾芭蕉の「夏草や兵どもが夢のあと」が刻まれた句碑が建てられている。 そのため、この辺を「芭蕉の辻」と呼ぶことがある。 句碑は、江戸時代に雪ノ下で旅館を経営していたという俳人・松尾百遊(本名:滝右衛門)が芭蕉を偲んで建てたものといわれている(1786年(天明6年))。 この句は奥州平泉の高館で詠まれたものだが、鎌倉にも似合う句ということなのかもしれない。 高館は源義経終焉の地。 |
長谷小路の散策 |
江ノ電で鎌倉巡り |
鎌倉市由比ガ浜1丁目3 江ノ電「和田塚駅」から徒歩2分 |
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